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親はそんな猫の様子を見て、声帯手術しないといけないと言ってきます。大声で鳴くのは帰ってきた時だけですし、声帯手術なんてされたらかわいそうです。」
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14169209999?__ysp=
猫が大きな声で鳴くことに困っている方は結構多いようですね。その鳴き声がたまになら良いものの、あまりに大声で鳴くとか、みんなが寝静まる夜に限って鳴き続ける、どんな手段を講じても大声で鳴くのをやめさせられないとなると、本当に困ってしまうと思います。
では、猫が大声で鳴くということには何か原因があるのでしょうか?また、猫が大声で鳴き続ける場合、どんな対処をすれば良いのでしょうか?
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猫は鳴くことでしか自分の意思を伝えることはできません。では、猫は大声で鳴くことで飼い主にどんなことを訴えようとしているのでしょうか。考えられる原因をいくつか取り上げてみることにしましょう。
猫は人間のように、3食の時間がきっちり決まっているわけではありません。それでお腹が空いていてエサ皿にご飯がない時に、「お腹が空いたー」と大声で鳴いて訴えることがあるようです。
決まった時間だけにご飯をあげることを決めている飼い主さんも多いとは思いますが、ご飯の時間ではないのに常に大声で鳴き続ける時は、もしかするとお腹が空いているのかもしれないので、ほんの少しおやつをあげるなどして要求に応えてあげるのも良いかもしれないですね。
しかし注意したいのは、猫が大声で鳴くたびに静かにさせる目的でおやつなどをあげ続けていると、「鳴けばご飯やおやつをもらえる」と猫が学習してしまい、今度はもらえるまで鳴き続ける場合もあるということです。
猫が鳴いてうるさいからという理由で与え続けるのではなく、静かにできた時のご褒美として与える方が良いかもしれません。
去勢や避妊手術をしていない猫の場合は、発情期になると耳につんざくような大きな声で鳴き続けます。やたらと外に行きたがり、ウロウロ歩き回りながら、大きな声で鳴く行動を取り続けるようになりますが、これは本能によるものなので抑えることができません。
やめさせたいなら、去勢や避妊の手術を早めにしてあげることで、大声で鳴く行動を抑えることができるでしょう。
最近は完全室内飼いの猫が増えてきています。行動範囲が室内だけに限られていますから、どうしても運動不足になってしまうことがあります。
特にアパートなどで部屋が狭いとか、猫が自由に動き回れるスペースが少ない場合、猫は思いっきり走り回れないことでストレスを感じることがあるようです。そうしたストレス状態が続くと、猫は大声で鳴くことがあります。
「もっと体を動かしたいニャー」とか「なんだかイライラしているニャー」と言いたいのかもしれないですね。
猫は高いところに登るなど上下の運動も必要ですし、思いっきり走り回るスペースも必要としますから、キャットタワーなどの遊べる空間を充実させてあげるようにしましょう。
特に老齢の猫などで、考えられる理由も特に無いのに大声で鳴くのをやめない猫の場合、体調が悪いことを飼い主に訴えている可能性も考えられます。また、体のどこかを怪我している可能性もあります。
体のどこかにキズややけどの跡が見られないか、体の隅々までチェックしてみましょう。外見上はなんの問題もないとしても、内臓系の病気で痛みがある場合もあります。
おしっこやうんちの状態をチェックしてみて、色やにおい、量などでいつもと違う変化が見られないかチェックなさってみてください。その際は、すぐに獣医師に連絡を取り、相談なさることをお勧めします。
「分離不安症」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。分離不安とは字のごとく、「分かれたり離れたりすることで不安を感じる」ことを言います。
特にこうした症状は、飼い主が留守がちであるとか、忙しくてなかなか構ってあげられない時に見られます。もっと遊んでもらいたいとか、もっと飼い主に構って欲しい、寂しさを感じているといった場合に分離不安症になる猫がいるようです。