- 週間ランキング
あなたはこうした飼い方をしていませんか?こうした過保護な飼い方にはどんな危険性があるのでしょうか?一つずつ詳しく見ていきましょう。
飼い主が何かを食べていると、欲しそうに近づいてきておねだりする猫もいます。そんなとき、あなたは催促されるままに自分が食べているものを与えていませんか?
猫が人間の食べ物を食べることはお勧めできることではありません。なぜなら、人間の食べ物の中には猫が食べると中毒を起こしてしまうものもあるからです。チョコレートやネギ類などは猫が食べることができない食べ物として有名ですね。ほんのわずかな量でも中毒を起こし、中には最悪の事態になる場合もあるのです。また中毒を起こさないとしても、人間の食べ物は塩分があるため、猫にとっては塩分の過剰摂取となって健康被害をもたらすことがあります。
ですからどんなに猫にねだられても、絶対に人間が食べているものを愛猫に与えないようにしましょう。
あなたは愛猫におやつを催促されたらどうしていますか?
かわいらしい顔であなたを見上げ、かわいらしい鳴き声で「おやつをちょうだい」と催促してくることがありますね。とってもかわいい姿ですので、ねだられるままにおやつを与えてしまっている飼い主さんも少なくないのではないでしょうか?
しかしねだられるままにおやつを与えていると愛猫は肥満になってしまうかもしれませんよ。肥満になった猫は人間同様に様々な病気にかかりやすくなってしまいます。またおやつをたくさん食べてしまうと、おやつでおなか一杯になるため食事(キャットフード)を食べなくなるかもしれませんね。こうなると必要な栄養分が取れないため、栄養不足で体が弱ってくるかもしれません。
ですからおやつを与える場合は、愛猫が一日に必要なカロリーを計算し、与えたおやつ分のカロリーを引いてフードを与えたり、一日これだけ!と量を決めて与えるようにしましょう。
猫が「遊んでほしい」「かまってほしい」「抱っこしてほしい」などと要求してきたとき、あなたはどうしていますか?
愛猫からのそうした要求にすぐ答え応じていますか?普段クールでひとりを好む猫がかまってほしいといって近づいてきたら、すぐに構いたくなりますよね?確かに猫も愛情を必要とするので、かまってあげる必要はあります。
しかしこちらが忙しくしているとき、仕事の最中で手が離せないような状況でも、猫が来たら常に猫を優先にしていませんか?
いつも猫の要求を受け入れていると、猫は自分の要求はすべて通る!と思うようになり、自分の要求が満たされない時には怒って問題行動をおこしかねません。つまりわがままな猫になってしまうのですね。飼い主よりも自分の方が上だと勘違いさせてしまいかねません。
もちろん愛猫への愛情は注ぎますが、いつでも猫を優先させる。要求をすべて受け入れるといった過保護な育て方はやめましょう。
あなたは愛猫がいたずらをした時、何か悪さをしたときどうしていますか?
過保護に育てている飼い主さんの多くは、猫が何をしても叱らない。という人が少なくありません。可愛い愛猫のしたことなので許してしまったり、叱るタイミングがわからないし、猫にはいっても無駄だ、と思っている方もいるようです。
たしかに猫が悪さをした時に叱るのはタイミングが大切です。だからといって悪さをしてもそのまま叱らなかったら、猫はそれが悪いことだとわかりません。いつまでたっても学習しないため、やりたい放題になってしまうでしょう。何をしても大丈夫なんだと思って、飼い主のいうことを聞かないわがままな猫に成長してしまいます。
猫は犬とは違うとはいえしつけは可能な動物です。悪いことをした時はきちんと叱るようにしましょう。
可愛い愛猫が大好きすぎて、いつもいつもかまっているなんてことはありませんか?
ふわふわの被毛を触っていたい、かわいい肉球を触りたい、柔らかい体を抱っこしたい。離れてしまうのが心配でいつもそばにいてほしい。など様々な理由で猫をかまいすぎている飼い主さんも少なくありません。
ところが猫というのはマイペースで孤独が好きな単独行動をする動物です。もちろん猫も飼い主にかまってほしいと思う時もありますが、いくら飼い主さんであっても、かまってほしくない時もあります。そのためいつもいつも飼い主さんがかまってばかりいると猫はストレスを感じてしまいかねません。ストレスによって過剰なグルーミングをして脱毛症になってしまうなんてこともあります。
逆にいつも飼い主さんがいることが当たり前で、飼い主さんがいなくなると不安になってパニックを起こすというケースもあります。
いずれにしてもかまいすぎるのは猫にとって良いこととは言えなさそうですね。
愛猫のためにもひとりになれる時間を作ってあげましょう。愛猫が一人でのんびりできる空間、時間を作ってあげてください。