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スリッカーブラシは、犬の毛を早く乾かすための基本中の基本の道具のひとつです。トリミングサロンのプロは、このスリッカーブラシとドライヤーだけを使い、短時間で毛を乾かしています。
乾かすことはもちろん、抜け毛を除去することもできるのでとても便利な道具です。特に毛が長い犬の場合、皮膚を傷つけにくい、クッション部分が柔らかいソフトスリッカーがオススメです。まだ自宅にない方は、是非購入を検討してみましょう。
■「ラバーブラシ」
ラバーブラシは主に毛が短い犬種におススメですが、長い毛の犬にも使えます。
Nomad_Soul/shutterstock.com
愛犬のドライヤー嫌いを克服へと導くいくつかの対処法をご紹介しましょう。
ドライヤーが嫌いな子の多くは、顔の前方から風が当たることを嫌がります。おそらく目や耳など、敏感な部位に熱風が当たることが嫌なのでしょう。
それがトラウマになってドライヤー嫌いになってしまう子も多くいます。それで犬の視界に入らないよう、背中側から少しずつドライヤーをかけてみることをおすすめします。
ドライヤーの音が嫌いという子の場合、まずはドライヤーの音に慣れさせることが大切です。
シャンプーのとき以外にもドライヤーの音を聞かせたり、飼い主さんが自分の髪を乾かすときにわざと愛犬の近くでドライヤーを使用してみたりすることができるでしょう。
毎日ドライヤーの音を聞かせれば、時々しか聞かなかった怖いドライヤーの音も聞き慣れた音へと変化し、音に怖がらなくなることでしょう。
ドライヤーに見慣れていないことも、ドライヤーを怖がる理由のひとつです。ドライヤーに見慣れていないと、ドライヤーは不快な音がして熱い風が出るなどマイナスイメージにしかなりません。
そんなマイナスイメージを覆すために、日ごろからドライヤーを見せて怖いものではないと認識させるようにしましょう。
愛犬が熱風を苦手としているなら、冷風から慣れさせていくことができるかもしれません。冷風といっても冷たいわけではありませんが、温風より嫌がらないことでしょう。
最終的には温風に慣れてもらうことが目的なので、冷風と温風を交互に切り替えながら乾かし、少しずつ慣れてもらいましょう。
ドライヤーが終わった後いつもおやつをあげるなら、”ドライヤーの後にはご褒美がもらえる”と愛犬に認識させることができます。
またご褒美に加え、ドライヤーをかけているときに”あと少しだからね”とか”お利口さんだね~”などと、飼い主さんが優しく声をかけて安心させることも効果があります。
ペット用のドライヤーは人間用のドライヤーとは違い、愛犬の被毛を優しく乾かすことを目的として開発されています。そのため低温で、犬の皮膚に安全に使うことができます。犬がトラウマとなる騒音や熱風が改善されているので、愛犬も安心することでしょう。
また、ペット用ドライヤーの中にはスタンドタイプもあり、飼い主さんが両手を使って乾かす作業に集中することが可能となっています。愛犬がドライヤーをかけると暴れる場合は、スタンドタイプの利用がおすすめです。
愛犬にドライヤーをかける場所は、ソファーの上やカーペットの上など、それぞれの家庭によって異なることでしょう。
一方トリミングサロンでは、犬を人間の腰くらいの高さの台の上にのせて作業をしています。これは、高い場所に犬をおくことでおとなしくなる効果があるからです。つまり、逃げられないという状況が犬をおとなしくさせます。
ですから自宅でドライヤーをかけるときも、トリミングサロンのように高い場所を利用して愛犬にドライヤーをかけてみましょう。
ただし、愛犬が高い所から落ちてしまうと危険なので、リードをつけて落ちないよう安全面に気を付けながら行うようにしてください。