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性格:自尊心が高くいたずらっ子、陽気で友好的
寿命:12~16歳
体重:7~10kg
体高:約28cm
毛色:ホワイト
値段相場:ペットショップ12~30万、ブリーダー23~25万、ブリーダー直販のペットショップ15~32万
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、スコットランド原産の小型犬です。「ウェスティ」の名称で親しまれ、イギリスやアメリカで高い人気があります。
ケアーン・テリアやスコティッシュ・テリアから生まれた犬が先祖と言われています。初めて作出したブリーダーが住んでいた地名にちなんで「ポルタロック・テリア」とも呼ばれていました。
1909年に「ウエスト・ライランド・ホワイト・テリア」の名称で、各国に公式に認められています。
純粋犬種の保護と質的向上のため血統証明書を発行しているジャパンケネルクラブ(JKC)によると、活発で友好的な性格です。
一方で、見知らぬ人に警戒心が強いところもあります。飼い主に甘えたがりな一面もあり、気を引くためにいたずらをすることもあります。被毛の色や体格など、外見が似ているマルチーズとよく比較されることがあります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの平均寿命は、12~16年くらいと言われています。
小型犬の平均寿命は約14年なので、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの寿命は、小型犬の平均的な寿命と言えます。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの平均的な体重は、7~10kgです。オス・メスともに、この数値を目標に体重を管理しましょう。
痩せすぎや太りすぎは、病気につながる可能性もあるので注意しましょう。
純粋犬種の保護と質的向上のため血統証明書を発行しているジャパンケネルクラブ(JKC)によると、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの平均体高は約28cmです。
オスとメスに体格の差はありません。
血統書の発行などを行うジャパンケネルクラブ(JKC)が認めているウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの毛色は、ホワイトのみです。
わずかに黄色っぽいホワイトの個体もいます。
ホワイトNixx Photography/shutterstock.com
基本的に、小型犬は大型犬や中型犬よりも成長が早いです。
他の小型犬と同様に、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアも、8か月~10か月ほどで成犬になります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、友好的な性格ですが、見知らぬ人や犬に対して警戒して吠えることもあります。
チャイムの音などに反応して吠えることもあります。警戒心を持ちにくくするには、子犬のころから他人や犬と交流させたり、さまざまな音に慣れさせましょう。
病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
頭蓋下顎骨症 | 下顎と頭蓋骨に痛みが生じる関節性疾患。顎を使うときに痛みが生じる。4~10か月に多い | 不明 |
レッグペルテス症(大腿骨頭壊死症) | 大腿骨頭が壊死して痛みを伴う。歩き方が不自然になる、足を上げたままの状態になる。子犬のころに多い | 手術をした場合約約17万円(片足) |
アレルギー性皮膚炎 | 皮膚が赤くなり体を頻繁に掻くようになる。ノミ、食物、アトピーが主な原因の場合が多い。 | 約3万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、ダブルコートの犬種なので、暑さに弱いです。気温22℃以上、湿度60%以上になったら、熱中症に注意してください。
室内でも熱中症にかかる危険性はあるので、注意して室温を管理しましょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの体臭は、あまりしないと言われています。
臭いがしたら皮膚病の可能性もあるので、念入りにチェックしてあげましょう。
体臭が気になったときにシャンプーをするのは有効ですが、頻度が高いと必要な皮脂まで無くなってしまい、皮膚病になる可能性もあります。月1回程度のシャンプーが理想的です。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、しつけが難しい犬種と言われています。自尊心が強く頑固な一面もあるので、まずは飼い主がリーダーシップを取って信頼関係を築きましょう。
基本的には、室内で飼われることが多い犬種です。小型犬用のケージやサークルを用意してあげましょう。好奇心が旺盛で、いたずらをしたりゴミ箱などを引っかき回したりすることもあるので、傷つけられたくない物は片づけておきましょう。
床がフローリングだと滑りやすく、関節を痛めることもあるので、コルクマットなどを敷いてあげましょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは活発なので、室内で遊べるスペースを確保できるのが理想的です。厳しい場合には、外でしっかり運動させてあげましょう。
ドッグフードは、成長段階にあったものを与えましょう。ドッグフードには、大きく分けて「子犬用」「成犬用」「シニア用」の3種類があります。
子犬のころとシニア期には、1日3回に分けてフードを与えましょう。成犬期は消化器官が発達するので、1日2回に分けてフードを与えてください。
ドッグフードは様々な種類がありますが、必要な栄養素を充分に取れる「総合栄養食」の表示があるものは、それだけで犬にとって必要な栄養が補えます。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、ダブルコートの犬種の中では抜け毛が少ないと言われています。しかし皮膚病になりやすいので、2日に1日程度はブラッシングをしながら、皮膚の状態をチェックしましょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、換毛期のない粗剛毛の犬種です。毛があまり抜けないので、プラッキングを行って被毛を整えてあげる必要があります。
プラッキングとは、身体全体の毛を専用のナイフや指で間引く技法です。プラッキングをすると、犬にとって良いコートコンディションを保てるようになります。
毛が溜まって不潔になるのを防いだり、抜け毛も減るため家庭での手入れも楽になります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、月1回を目安にシャンプーをしましょう。必要以上にシャンプーをすると、犬の薄い皮膚によくありませんので注意してください。
シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。
シャンプーをする前にブラッシングをして、抜け毛を取り除いておきましょう。先に抜け毛を取っておくと、シャンプーがしやすくなります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、皮膚が荒れやすいので、皮膚が傷つかないように優しく洗ってあげましょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアのお風呂の入れ方を、子犬と成犬それぞれで紹介します。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの子犬のお風呂の入れ方ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、狩猟犬のルーツがあるので、小型犬にしては多くの運動量が必要になります。1回30分の散歩を、朝夕2セット行いましょう。定期的に、ドッグランなどに連れて行ってあげるのもおすすめです。
散歩に十分に連れていけないと、運動不足になってストレスが溜まったり、肥満になる可能性があります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアをブリーダーから購入するウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、自尊心が高くわがままに育ってしまうこともあるので、しつけはきちんと行いましょう。
子犬のころから、飼い主がリーダーシップをとってトレーニングをしてあげてください。
トイレのしつけは、子犬のころから始めましょう。トイレのしつけが遅れてしまうと、「どこでトイレをしても良い」と勘違いしてしまいます。
特に、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは室内で飼育することが多いので、トイレのしつけをできていないと、衛生的にも良くありません。
1歳以上のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアにトイレのトレーニングをする場合にも、子犬と同様の方法で行います。しかし、成犬は子犬に比べてトイレの頻度が少ないので、習得するのに時間がかかると言われています。
多頭飼いした場合は、トイレを1つだけにまとめる方法と、トイレを複数用意する方法があります。トイレを1つだけにまとめる方法は、先住犬の真似をしてトイレがうまくいくケースもあります。ただ、こまめに清掃をして衛生面に気を付ける必要があります。
トイレを複数用意する方法は、先住犬がテリトリーに入られたと勘違いしにくくなりますが、トイレ用品の費用や手間が2倍になります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、見知らぬ人間や犬に対して警戒心を抱くことがあり、吠えることもあります。
子犬のころからしつけを始めて、無駄吠えをしない犬に成長させましょう。無駄吠えのしつけは、吠える原因を探ることが大切です。
犬にとって甘噛みは遊びですが、きちんとしつけをしないと噛み癖がついてしまうこともあります。甘噛みをする子犬のころから、トレーニングをしておきましょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、警戒心が強い犬種です。充分にしつけをしていないと、知らない人間や犬が近づいてきたときに噛んでしまうかもしれません。
顎の力も強いので、ケガをさせないようにしっかりトレーニングしましょう。
この3ステップで、甘噛みはダメなことだと認識させましょう。
「待て」は日常生活のさまざまなシーンで使える、便利で大切なしつけです。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは毛が長いので、トリミングに行く機会も多い犬種です。「待て」を覚えさせて大人しくさせておく必要があります。
見知らぬ人や犬に対して、興奮することもありますが、「待て」で落ち着かせることができます。子犬のころからしっかりと「待て」のしつけをしましょう。
ハンドシグナルで「待て」「よし」の指示を出す方法も有効です。
犬を1匹だけ残して、留守番させる状況は避けられません。
留守番に慣れていない犬は、飼い主がいなくなって不安になると、家具を噛んだり粗相をしたりなど、困った行動をとってしまいます。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは活発なので、パニックになってケガをしてしまうかもしれません。なるべく、早いうちから留守番のしつけを行いましょう。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619