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性格:愛情深く優しい性格、警戒心が強い
寿命:10~12歳
体重:40~50kg
体高:58~70cm
毛色:ブラック、リード・グレー、ストレート・グレー、明るいグレー、明るいフォーン、スタッグ・レッド、ダーク・フォーン、ブリンドル
値段相場:希少犬種のためペットショップ不明、ブリーダー45万~50万
イタリアン・コルソ・ドッグは、古代イタリアのモロシア系を祖先に持ちます。ルーツとなる犬種は絶滅してしまいましたが、愛好家たちの尽力によって血が濃く残っていた個体から復活させました。
同じくイタリア原産のナポリタン・マスティフに外見が似ています。
純粋犬種の保護と質的向上のため血統証明書を発行しているジャパンケネルクラブ(JKC)によると、もともと牛追いのために飼われていたようです。
イタリアン・コルソ・ドッグは、頑丈な犬の意味を持つ「カネ・コルソ」とも呼ばれています。
家族対しては愛情深く優しい性格で、知性もあります。しかし元は闘犬だったためきちんとした訓練をしないと、独立心旺盛のため攻撃的な性格になってしまう可能性があります。
家族対しては愛情深く優しい性格で、知性もあります。しかし元は闘犬だったためきちんとした訓練をしないと、独立心旺盛のため攻撃的な性格になってしまう可能性があり、訓練を受けていない場合小さなこどもがいる家庭はやめた方が無難です。子犬のころからしっかりトレーニングをしましょう。
イタリアン・コルソ・ドッグも平均寿命は、10~12年ほどといわれています。大型犬の平均寿命は13年ほどなので、他の大型犬の犬種に比べると少し短いようです。
イタリアン・コルソ・ドックの平均体重は、40~50kgです。ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、オスは45~50kg、メスは40~45kgが理想体重になります。
痩せすぎや太りすぎは病気の原因にもなるので注意しましょう。
イタリアン・コルソ・ドッグの体高は58cm~70cmです。メスよりオスの方が大柄で、メスの平均体高が58~66cm、オスの平均体高が62cm~70cmになります。
イタリアン・コルソ・ドッグの毛色は、ブラック、リード・グレー(鉛色)、スレート・グレー、明るいグレー、明るいフォーン、スタッグ・レッド、ダーク・フォーン、ブリンドルの8色です。
この毛色はジャパンケネルクラブ(JKC)が規定しています。
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大型犬は小型犬や中型犬に比べて、成長が遅い傾向にあります。イタリアン・コルソ・ドッグもほかの大型犬と同様に15か月~18か月かけて成犬に成長します。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
イタリアン・コルソ・ドッグは大柄で怖い印象もありますが、穏やかな性格をしているのであまり吠えることはありません。
ただし、子犬のころから無駄吠えのしつけはしておきましょう。
病名 | 時期と症状 | 治療費 |
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チェリーアイ | 第三瞼が赤く腫れあがる。結膜炎や角膜炎を併発することも。6か月~1歳に多い。 | 約3千円 |
股関節形成不全 | 股関節の形に異常が起きる。両側の股関節に起きることが多い。4~12か月ごろに特に多く発症。 | 約40万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
成犬がかかりやすい病気病名 | 時期と症状 | 治療費 |
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胃捻転 | 胃の中の液体やガスなどが増加することで胃が膨張し、捻じれる。呼吸困難などのショック症状が起きる。3歳以降の成犬 | 約10~15万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
イタリアン・コルソ・ドッグの被毛はスムースコートなので、ダブルコートの犬種に比べると暑さに強いです。ただし、熱中症には気を付けなければなりません。
一般的に犬は気温22℃以上、湿度60%を超えると熱中症にかかる危険性があるといわれています。
イタリアン・コルソ・ドッグは毛が短いスムースコートの犬種なので、蒸れにくく臭いもあまり強くありません。
しかし散歩中の雨やシャンプーをした後などに濡れたままにしておくと、蒸れて臭いがする場合もあります。体が濡れてしまっていたらしっかり乾かしてあげましょう。
イタリアン・コルソ・ドッグは飼い主に従順で優しい性格ですが、体型が大きく力も強いので、万が一の時にしっかりコントロールできないといけません。
犬の飼育経験がない初心者の方には、うまくしつけるのは難しいといわれています。訓練を受けていない場合、小さなこどもがいる家庭はやめた方が無難です。
運動量が多いので、飼育には広い空間が必要になります。室内で飼う場合には、子犬のころから大型犬用のケージ・サークルを用意してあげましょう。ケージ・サークルの材質は頑丈なスチールタイプがおすすめです。
イタリアン・コルソ・ドッグには、ライフステージにあったドッグフードを与えてあげましょう。ライフステージには「子犬」「成犬」「シニア」の3段階があります。
基本的に子犬期やシニア期には1日3回ほど、成犬期には1日2回ほどを目安にドッグフードを与えますが、イタリアン・コルソ・ドッグは胃捻転になりやすい犬種なので、さらに1,2回回数を増やして予防しましょう。
成長に必要な栄養素を与えるには、「総合栄養食」の表示があるドッグフードを選ぶのがおすすめです。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
イタリアン・コルソ・ドッグはスムースコートで抜け毛も少ないといわれています。ブラッシングは週1回程度しっかりしてあげれば十分です。
ブラッシングには皮膚が傷つきにくい獣毛ブラシやラバーブラシがおすすめです。抜け毛を取り除くというより、皮膚をマッサージする意識でやさしくブラッシングしてあげてください。
イタリアン・コルソ・ドッグの魅力でもある艶のある被毛が、汚れないようにケアしてあげましょう。
イタリアン・コルソ・ドッグは短毛の犬種なので、シャンプーの頻度は月1回程度で十分です。シャンプーの頻度が多すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい肌に負担がかかります。
少し汚れている程度なら、濡れたタオルで全身を拭いてあげましょう。
基本はおとなしい性格ですが、シャワーを怖がって暴れてしまう場合もあります。1人が動きを抑えてもう1人が洗うような役割で洗うとスムーズに済ませましょう。
シャンプーをする前に、あらかじめブラッシングで抜け毛を取っておくと排水溝に毛がつまりにくいのでおすすめです。
シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。
イタリアン・コルソ・ドッグのお風呂の入れ方を、成犬と子犬それぞれで紹介します。
イタリアン・コルソ・ドッグの子犬のお風呂の入れ方イタリアン・コルソ・ドッグは、もともと牛追い犬だったこともあり、運動量が多い犬種です。散歩は毎日2回、1回1時間以上はするようにしましょう。十分に運動ができないと肥満になってしまう可能性もあります。
肥満は、イタリアン・コルソ・ドッグがかかりやすい股関節形成不全の主な原因の1つと言われています。また、胃捻転にもなりやすいので、食後すぐに運動させるのも避けてください。
イタリアン・コルソ・ドッグは穏やかで優しい性格の犬種ですが、きちんとしつけをしないと攻撃的な正確になる可能性もあります。
大型で強靭な筋肉をもっているので、しつけができていないと他人や犬をケガさせかねません。子犬のころから十分にトレーニングをしてあげましょう。
大型犬は何かあってからでは遅いので、大型犬を得意とするしつけ教室へ預けたり、プロの手を借りたほうがいいでしょう。
イタリアン・コルソ・ドッグの「トイレ」「吠え」「噛み癖」「散歩」「待て」のしつけ方法を紹介します。
イタリアン・コルソ・ドッグのトイレのしつけは子犬のころから開始します。トイレのしつけができていないと「どこでも排泄していい」と勘違いしてしまいます。
1歳以上のイタリアン・コルソ・ドッグにトイレのしつけをし直す場合も、子犬と同様の方法を取りますが、成犬は子犬よりもトイレの頻度が少ないので、しつけにより時間がかかってしまいます。
多頭飼いでトイレが共有の場合、大きめのトイレケージやシートを用意する必要があります。
イタリアン・コルソ・ドッグは基本的にあまり吠えない犬種です。
しかし、知らない人間や犬に対して警戒することもあるので、子犬のころからしつけはしっかりしておきましょう。
イタリアン・コルソ・ドッグは優しい性格ですが、甘噛みをすることもあります。甘噛みとは子犬が遊びや構ってほしくてやる行動です。
子犬のころに噛み癖のしつけをしておかないと、成犬になってから甘噛みが本気噛みにエスカレートする場合があるので注意しましょう。
また子犬期は歯の生え初めにより、痒くて噛むこともありますので、そういったときは専用のおもちゃを用意してあげましょう。
イタリアン・コルソ・ドッグは大型で力も強いので、もし噛み癖がついてしまったらケガにもつながりかねません。きちんとしつけましょう。
イタリアン・コルソ・ドッグは筋肉質で大柄な犬種なので、「待て」をしっかり覚えさせましょう。「待て」は病院の診察時や散歩中など、日常生活のさまざまなシーンで役に立ちます。
また、万が一興奮して暴れてしまったときにも「待て」をさせて落ち着かせることもできます。
留守番のしつけで大切なのは、犬を不安にさせないことです。飼い主の姿が見えず不安になってしまうと、家具をかじったり粗相をしたりと問題行動を起こしてしまいます。
特にイタリアン・コルソ・ドッグは力が強いので、家具などが壊れてしまう可能性もあります。
犬と暮らしていくうえで留守番をさせることは避けられないので、子犬のうちからしっかりとしつけをしておきましょう。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619