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性格:活発で利発的、飼い主に従順
寿命:13~15歳
体重:スタンダード16~25kg、ミディアム8kg〜16kg、ミニチュア5~8kg、トイ2~4kg
体高:スタンダード45~60cm、ミディアム35~45cm、ミニチュア28~35cm、トイ24~28cm
毛色:ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュ、レッド
値段相場:ペットショップ25~83万円、ブリーダー25~50万円、ブリーダー直販のペットショップ20~30万円
国際的な愛犬団体であるジャパンケネルクラブ(JKC)によると、プードルはヨーロッパのあちこちに古くから生息していた犬です。
祖先犬は狩猟犬であり、泳ぎが得意なためカモ猟に重宝されていました。16世紀ごろフランスに渡り、上流階級の人々に愛されるようになったことから愛玩犬として親しまれるようになっていきます。特にミニチュアやトイといった小さいサイズのプードルが生まれてから、愛玩犬としての地位を確立しました。
元々が狩猟犬ですから、とても活発な犬種です。また、利発的で訓練がしやすいという特徴もあります。サイズが違っても性格に大きな差はありませんが、スタンダードプードルは他のサイズに比べ、より穏やかな性格であるといわれています。
プードルはサイズによって小型犬、中型犬、大型犬に分類されます。
一般的に小型犬の方が長生きしますが、大型犬であるスタンダードプードルでも平均寿命が12~13年と長めです。他のサイズもおおむね13~15年が平均寿命です。
プードルには大きく分けて4種類のサイズがあり、サイズによって体重は異なります。
スタンダードなら16~25kg、ミディアムならミディアム8kg〜16kg、ミニチュアは5~8kg、人気のトイプードルなら2~4kgが平均です。
体高はサイズによって異なり、一番大きいスタンダードプードルは45〜60cmが平均です。
ミディアムは35~45cm、ミニチュアは28~35cm、そしてトイプードルは24~28cmが平均的な体高といわれています。
毛の長いプードルはさまざまなカットスタイルが楽しめる犬種です。伝統的なコンチネンタルクリップカットだけでなく、テディベアカットやモヒカンカットなど新しいスタイルも人気があります。
一部だけ刈り取ってハートマークを作る、といったスタイルもできます。トリマーにいろいろ相談すれば、理想のスタイルも叶えられるでしょう。
定期的に毛を整えることは、単に見た目が可愛らしくなるだけでなく皮膚病などのリスクから愛犬を守ることにもつながります。
コンチネンタルクリップカットcynoclub/shutterstock.com
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プードルにはさまざまな毛色があります。ブラック、ホワイト、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、レッドが代表的な色です。
同色内に濃淡があるので、様々なカラーバリエーションがあります。
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サイズによって若干の違いがありますが、生後90日くらいまでは幼犬期であり、ぐんぐんと成長していきます。90日~6カ月くらいは人間でいうところの少年期であり、活発に遊びまわるなどやんちゃ盛りです。
1歳を迎えるころには成犬と呼ばれるようになります。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
大型犬のスタンダードプードルは声も大きく、吠えると周りを怖がらせてしまったり迷惑をかけてしまったりすることがあります。
人気の高いトイプードルの鳴き声は、やや高めで吠える頻度は多い方でしょう。特に要求吠えが多いので、子犬期にしっかりとしつけをすることが大切です。
ミディアムプードルは警戒心が強いため、無駄吠えをしやすい犬種です。
ただしとても賢い犬種ですので、きちんとしつけをすれば無駄に吠えることはありません。
病名 | 時期と症状 | 治療費 |
---|---|---|
外耳炎 | 外耳(耳の穴~鼓膜)に炎症が起こる病気。耳を頻繁にかいたり、頭を振ったりといった症状が出る。 | 約3千円 |
流涙症 | 涙がうまく外に出なかったり、量が増えたりして涙が溢れてしまう病気。 | 約4万円(手術費) |
膝蓋骨脱臼(パテラ) | 膝蓋骨という膝の骨が外れてしまう病気。膝を動かすときに痛みが出て、歩くのを嫌がるなどの症状が出る。 | 約23万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
成犬がかかりやすい病気病名 | 時期と症状 | 治療費 |
---|---|---|
治療費 | ピント調節の役割を担う水晶体が白く濁り、目が見えづらくなる病気。 | 約32万円(入院、手術費) |
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群) | 脳にある下垂体が腫瘍化し、ホルモン分泌量がコントロールできなくなることで起こる病気。食欲が増したりおしっこの量が増えたり、お腹が膨れたりといった症状が出る。 | 1万4千円~7万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
長毛種であるプードルは熱中症に弱い犬種です。気温が22度を超える季節になったら特に注意が必要です。室内にいるときは常に水が飲めるようし、クーラーなどで温度調整をします。
プードルは他の犬と比べ、特別匂いがきついというわけではありません。むしろ体臭は少ないと感じる飼い主の方が多いようです。
ただし、毛の長い犬種なので手入れを怠るとだんだんとニオイが気になるようになります。スリッカーで毛をといたり、口周りや肛門周りを拭いてあげるなど、日々のお手入れは怠らないようにしましょう。
プードルはとても賢い犬種で、飼いやすい犬種といえます。人懐っこく飼い主と一緒にいるのを好むので、室内飼いが推奨されている犬です。
ただし、元々活発で運動好きな犬種なので散歩などで十分な運動量を確保する必要があります。思うように身体を動かせないとストレスを感じてしまうこともあるので注意しましょう。
日々の散歩はもちろん、ドッグランやハイキング、海など、たまには遠出をしてたくさん運動させてあげましょう。
また、非常に頭がいいのでしつけるときには毅然とした態度が必要です。主従関係をしっかり教え込み、コントロールできるようにしましょう。
子犬のうちは、身体を作る元となるタンパク質をたくさん含んだドッグフードを与えてあげましょう。1日3~4回に分け、規定量を守って与えます。
3カ月、半年、と成長していく中でそれぞれの大きさに合わせたドッグフードを選びます。回数も3~4回から1日2回に減らしましょう。
活発な犬ですのでたくさん食べようとすることもありますが、ドッグフードのパッケージに記載されている量を守るようにします。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく・ニラ・玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
プードルの被毛はシングルコートで毛が抜けにくい犬種ですが、春と秋の換毛期には抜け毛が目立つようになります。換毛期は特にブラッシングをしてあげましょう。
プードルの場合、普段のブラッシングはもちろんのこと、定期的なトリミングも必要です。トリミングをしないと毛がどんどん伸びてしまい絡まってしまうからです。
毛を伸ばしっぱなしにしてしまうと皮膚炎などのリスクも高まるので、愛犬の健康のためにも月1回を目安にトリミングしましょう。
プードルはいずれのサイズも長毛種であり、日々の毛のお手入れは欠かせません。きちんと手入れしてあげないと、皮膚炎などのトラブルを引き起こしてしまうことがありますので、月1程度お風呂に入れてあげるようにしましょう。
大型犬であるスタンダードプードルの場合、お風呂にある程度のスペースがないと入れるのに苦労するかもしれません。その場合は屋外にスペースがないと難しいです。
お風呂に入れる前に丁寧にブラッシングすると毛の流れが整いシャンプーがしやすくなります。
シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。
プードルの子犬のお風呂の入れ方プードルは非常に活発で好奇心旺盛な犬種ですので、散歩が大好きです。サイズに関わらず、毎日2回、30分程度を目安に散歩するようにしましょう。
運動が足りないとストレスを感じてしまうので注意が必要です。
飼い主に対して従順なプードルは、しつけがしやすい犬種です。トイレや留守番を覚えればより暮らしやすくなりますし、吠え癖や噛み癖がなく「待て」ができれば外に連れて歩いても安心です。
それぞれのしつけ方法を確認していきましょう。
トイレトレーニングは幼犬のうちから始めます。開始時期が遅れてしまうと、トイレをしていい場所とそうでない場所との区別がつかなくなり、悪気はなくとも粗相をしてしまうことがあります。
里犬や保護犬を引き取ったときなど、1歳以上の犬にしつけるときも基本的には幼犬と同じ手順です。しかし、子犬に比べ成犬はトイレの回数が少ないため、しつけるのに時間がかかることがあります。
いずれの場合も、辛抱強く愛犬に向き合ってあげることが重要です。
言葉を話せない犬にとって、吠えることは意思表示の手段のひとつです。飼い主にとっては”厄介”なことでも、犬たちにとっては大事なコミュニケーションなので、しつけるときにはそのことを覚えておきましょう。
ただ叱りつけるだけでは、なぜ怒られたのかわからずに犬が混乱してしまうこともあります。以下の手順に沿って、丁寧に教えてあげましょう。
噛み癖は一度ついてしまうと大変です。外出のときには常に気を張って周りの犬や人に噛みつかないように見ていなければならなくなります。
特にスタンダードプードルは大きいので、噛んでしまうと大きな怪我をさせてしまう恐れがあります。小さいうちからしつけを始め、噛み癖がつかないようにしてあげましょう。
「待て」ができるようになれば、辛抱強く飼い主の指示を聞けるようになります。吠えそうなときや噛みそうなとき、一言で犬の衝動を抑えることができるので、他のしつけにも役立ちます。
飼い犬が落ち着いてそばにいることができれば、ちょっと遠出の外出や旅行にも行きやすくなります。子犬のうちから「待て」をしつけ、行動の幅を広げましょう。
留守番に慣れていない犬は、不安感から暴れたり粗相をしたりすることがあります。安心して出かけられないだけでなく、愛犬とってはストレスになってしまいます。お互いのためにも、留守番ができるようにしつけておきましょう。
初めから長時間は無理でも、ひとつひとつステップを踏んでいくことで飼い主がいない状態に慣れていきます。
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家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。
新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619