散歩をしている最中によその犬に遭遇すると、リードを引くのが大変なほど吠えて相手の犬に飛びかかろうとする、喧嘩っ早い飼い犬に頭を抱えている飼い主さんがいます。または、多頭飼いで飼っている犬同士の喧嘩に悩む飼い主さんもいます。

そこで、ここでは、犬同士の喧嘩について、じゃれ合っているのと本気の喧嘩の違いと、止めた方がいい場合とほっておいていい場合について取り上げます。

また、飼っている愛犬が喧嘩してトラブルを起こす可能性をなくすために、どのようにしつけで喧嘩っ早い傾向を克服できるのか、についても紹介します。そして、喧嘩が起ってしまった場合の対処方法についても取り上げます。

喧嘩っ早い愛犬に手を焼いている飼い主さんはぜひ参考にしてみてください。

喧嘩なのか、じゃれ合っているだけなのか見極める方法

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犬にとってのコミュニケーションの手段の一つが、じゃれ合うことです。例えば、お互いに噛みあったり飛びかかったりするじゃれ合いの行動で多少のけがが生じる可能性もあります。

そのため人間の目から見ると、このじゃれ合う行為が、まるで喧嘩しているかのように映るのです。

そこで、まずは、じゃれ合う犬同士のコミュニケーションの一種なのか、それとも本気の喧嘩なのか、見極めるためのポイントをピックアップします。

見極める方法①噛みつき方

まずは、噛みつく口に注目します。じゃれている場合は、相手を軽く噛む程度なので、牙をむき出しにして噛むことはありません。反対に、本気の喧嘩の場合は、牙をむき出しにして噛みつきます。

そして、一度噛みついたなら、相手を離そうとはせず、頭を振って牙を食いこませて、食いちぎろうとする動作をします。

次は、噛む場所に注目します。じゃれ合っているときは、顔付近を甘噛みするのに対して、本気の喧嘩の場合は、首から下を噛んで相手を本気で攻撃しようとしていることを示します。

見極める方法②鳴き声

普段聞く唸り声や鳴き声であれば、じゃれ合っているだけと判断できます。

しかし、いつもと違う唸り声や鳴き声を出しているときは、本気の喧嘩と判断するサインです。

喧嘩を仕掛けている方の唸り声は低くなります。反対に、喧嘩の圧力をかけられてる方は甲高い声をあげるようです。

見極める方法③しっぽ

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犬のしっぽは、感情のバロメーターと言われています。

よく知られているように、しっぽを振っているときは楽しい、うれしいときで、楽しくじゃれ合っていると判断できます。

反対に、しっぽがおしりの下に入っていたり、垂れている場合は、緊張している状態を示すサインです。

見極める方法④逆立つ毛

犬は興奮状態になると、体の毛が逆立ちます。

毛が逆立っているのを見たら、かなり怒っていて、興奮状態にあるので、注意してください。

ここで挙げた4つのサインが見られる場合は、本気の喧嘩と判断できます。では、どうして喧嘩っ早くなってしまったのでしょうか。


情報提供元: mofmo
記事名:「 犬が喧嘩をするのは何故?喧嘩の理由としつけについてまとめてみました!