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関節に効くなどと宣伝されているグルコサミンは糖とアミノ酸が結びついたアミノ糖と呼ばれる物質の一種です。
・原材料出典:https://www.amazon.co.jp/共立製薬-プロモーション-420-60粒/dp/B004MLY08Q/
結晶セルロース、グルコサミン塩酸塩、天然フレーバー(植物由来)、ゼラチン、乾燥ホエイ、コンドロイチン硫酸、豚レバーミール、魚油(鮭)、デンプン、メチルスルフォニルメタン、マンガン-アミノ酸キレート、ビタミンC、ブドウ種子抽出物
・成分(標準組成)(1粒当たり)
グルコサミン塩酸塩・・・420mg、コラーゲンペプチド ・・・120mg、コンドロイチン硫酸 ・・・100mg、MSM(メチルスルフィニルメタン)・・・50mg、ビタミンC ・・・15mg、バイオフラバノール・・・10mg、オメガ3脂肪酸・・・8mg、マンガン ・・・6mg
次の量を目安に、初めの5日間は1日2回、その後は1日1回、そのまま、または砕いて食事に混ぜて与えて下さい。
体重:5kg未満:1粒
体重:5kg〜12kg:2粒
・有効期間
3年間
・包装
60粒/ボトル
・対象動物
犬/猫
Casimiro PT/shutterstock.com
細胞や組織を結合する役割をしており、軟骨を構成する成分のひとつです。グルコサミンはもともとわんちゃんの体内で合成されるものですが、加齢とともにこの合成能力は衰えてきます。グルコサミンをサプリメントなどで補充することによって軟骨のすり減りを抑え関節の滑らかな動きをサポートしてくれます。
ところでプロモーション420には「グルコサミン」ではなく、「グルコサミン塩酸塩」と記載してあります。これには少しの違いがあるのでしょうか。結論としては「グルコサミン」と書かれているサプリメントは「グルコサミン塩酸塩」のことと言えるでしょう。
グルコサミンには「塩酸塩」タイプのものと、「硫酸塩」タイプのものがあります。これはカニやエビの殻からサプリメントをつくる時の製法の違いです。
「塩酸塩」と「硫酸塩」の違いについて少し触れたいと思います。
・グルコサミン塩酸塩
純度が高く、分子も小さく、体内で利用される率も高い
・グルコサミン硫酸塩
分子量が大きい(吸収されずらい)
ですからプロモーション420で使われている「グルコサミン塩酸塩」は質の良いものと言えます。
日本の国内で出回っているグルコサミンのサプリメントは全て「**塩酸塩**」タイプのものです。
日本で流通している「硫酸塩」タイプのものは医薬品に分類されているためサプリメントとしては流通していません。サプリメントととして販売されているものは「塩酸塩」です。
なので、サプリメントの原材料欄に「グルコサミン」としか表記していないものも多々ありますが、「グルコサミン塩酸塩」と言えるでしょう。「グルコサミン」との記載の仕方ですとなんとなく正確さに欠けるような感じがしますが、共立製薬のプロモーション420の記載の仕方には正確さを感じます。
Farion_O/shutterstock.com
コンドロイチン硫酸は軟骨組織から抽出された粘液性のあるネバネバとした物質のことです。磁石のように水を引き寄せる働きがあり関節の軟骨を守る働きがあります。
グルコサミンとコンドロイチンは似たような効果を持っていますがグルコサミンは軟骨の生成、コンドロイチンは軟骨の修理という一緒に働くことで相乗効果を得られるような組み合わせです。
F16-ISO100/shutterstock.com
オメガ3脂肪酸が成分として含まれていますが鮭由来の魚油からだと思われます。
オメガ3脂肪酸の効果として期待できることは判断力の向上、記憶力の向上、認知症予防、視力低下予防、アレルギー予防、抗炎症作用、血中内の中性脂肪を減らす、血栓をできにくくするなどなどわんちゃん、ねこちゃんの体にとって必要な栄養素です。
しかしそんな大切な栄養素であるにもかかわらず体内で合成されることができないため食事もしくはサプリメントから摂り入れなければならない成分なので、オメガ3脂肪酸が配合されていることは良いことと言えるでしょう。