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良い働きをする
・悪玉菌
悪い働きをする
・日和見菌
善玉菌と悪玉菌の中間的ポジション
の3つに分けることができます。
腸内フローラの良い状態は善玉菌が優勢な状態です。この状態を保つことができるなら、ワンちゃんの健康状態は良いものになるでしょう。しかし、悪玉菌が増えてしまうなら腸内環境が悪化してしまい、身体の様々な面に悪影響を与えてしまうのです。
プロバイオティクスと呼ばれる細菌たちはワンちゃんの腸内の環境を改善することが出来ます。善玉菌を増やし働きを活発にするよう助けてくれるのです。
では実際にプロバイオティクスを取り入れるとワンちゃんにどんな良い効果をもたらしてくれるのでしょうか?
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善玉菌の働きが活発になるので腸内環境がよくなります。そうすることによって消化・吸収といった腸内の活動が活発になります。
ワンちゃんのうんちを確認してください。下痢や柔らかいうんちは正常な状態に戻るでしょう。またワンちゃんの臭いが軽減されます。ワンちゃんの身体から強い臭いや口臭が無くなると思われます。
ワンちゃんの皮膚や被毛が健康的に戻ることも期待できるでしょう。ハリのある皮膚、艶やかな被毛に戻り、ワンちゃんが持つ本来の美しさを手に入れることができるかもしれません。
また免疫力が向上することによって感染症や病気にかかりにくい身体になります。免疫力の向上は外部からの感染を防ぐだけでなく、体内から生じるガンをも抑えてくれるようです。ガンを予防する点でもプロバイオティクスは役に立つのです。
腸内環境はワンちゃんの身体全体に益がありますが、プロバイオティクスはそれをサポートしてくれるのです。
プロバイオティクスがワンちゃんにとってとても良い働きをしてくれることが分かりましたね。ではプロバイオティクスにはどんなものが含まれるのでしょうか?私たちにとってもなじみ深い名前があるでしょう。いくつかご紹介しますね。
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ヨーグルトや漬物、キムチなどに含まれている菌です。ビフィズス菌、フェカリス菌、ガゼリ菌などは耳にしたことがあるかもしれません。そのほかにもブルガリア菌、カルピス菌、ビヒダス菌などもあり、有名な商品の名前がこうした乳酸菌と関連していることが分かりますね。
これらの乳酸菌は腸内届くときに善玉菌を増やし、整腸を促してくれるのです。
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名前の通り、納豆に含まれている菌です。納豆菌も腸内に良い影響を与えてくれます。
糖化菌はアミラーゼを生産し、デンプンを糖へと分解してくれます。デンプンを分解することが出来ない乳酸菌の増殖を促進してくれます。
酪酸菌はデンプンやアミノ酸を利用することで、腸内で様々な有益物質を作ってくれます。生み出した有益物質によって善玉菌の活躍をサポートし、悪玉菌の繁殖を抑制します。
酪酸菌には芽胞と呼ばれるバリアーがあり、胃酸を通過して腸内で活動できる微生物でもあります。