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ビタミンB2が鹿肉にはたくさん含まれています。
また、脂肪燃焼や代謝の促進を促すナイアシン(ビタミンB3)も多く配合しています。
DHAとは、ドコサヘキサエン酸の略ですが、魚に多く含まれる栄養素としてよく耳にしますよね。血液をサラサラにしたり、肌のトラブルを解決してくれたりと、貴重な働きをしてくれることは皆さんご存知だと思います。
さらにDHAは、中性脂肪を減少させる働きもあり、肥満を防いでくれたり、ウェイトコントロールをするのにも適した成分です。
そんなDHAが肉類に含まれていることはごく稀です。みなさんのイメージ通り、主に青魚に含まれている成分で、私たちが口にする肉類ではベニソンくらいでしょう。
肉食の猫が、大好きなお肉を食べながら、体にたくさんのメリットを運んでくれるDHAを摂取できるので、鹿肉をメインの食材としているキャットフードを食べさせることは、猫にとってプラスになるでしょう。
Supaporn Buaniam/shutterstock.com
ここまでで、鹿肉(ベニソン)は、高タンパクでありながら低脂肪な食材であること、ミネラルやビタミンなど栄養素や、肉類には珍しいDHAも豊富に含まれていることを知ることができました。
つまり、動物の新鮮な肉を食べることによって必要な栄養素をとっていた猫にとって、非常にバランスが非常に良い食材であることがわかりました。
そんな猫にぴったりな食材を主原材料としているキャットフードなら、可愛い猫の健康をサポートしてくれるので、ぜひ食べさせてみたいと思われた愛猫家の方も多いでしょう。
これから特におすすめの、3種類のキャットフードをご紹介したいと思います。
クプレラシリーズを作る際に、野生のネコ科の動物が何を食べているかを考えるところから始め、ネコ科の動物が捕獲する動物、それらの動物が食べている植物、その植物が育った大地にある栄養素と、生態系全てを網羅して作り出された製品です。
そのようにこだわった結果、グルテンが入っていないことと、プロバイオティクスと酵素を配合しているという特徴があります。そのようにして野生のネコ科が食べていた栄養素をキャットフードで再現しているのです。
そんなクプレラシリーズの中で、鹿肉をメイン原材料としている「ベニソン&スィートポテト」を今日はおすすめにたいと思います。
主原材料となっている鹿肉は、畜産用飼料にも化学合成添加物を使用することなく、ホルモン剤・抗生剤・成長促進剤などを一切投与せずに育てられたオーストラリア産の鹿肉のみを使用しています。
鹿肉に含まれる栄養素がが猫にとって効果的とはいえ、その鹿に健康を害する化学添加物をたくさん投入していては、当然のことながら、それを食べる猫にも深刻な影響を与えます。
ですから、原材料となる家畜の飼料や飼育の仕方にまでこだわっているのは、安心して食べさせることができる信頼できるキャットフードであると言えるでしょう。
原材料に対するこだわりは他にもあり、第二原材料であるサツマイモも、契約農場から直接仕入れていますし、遺伝子組み換えがなされていない物を使用しています。
他にも、天然由来のビタミンや、良質なサーモンオイル、必須脂肪酸を多く含む魚類など猫の健康を促進してくれる素材のみを配合し、猫の健康を真剣に考えていることがわかる内容になっています。
全ての猫種の幼猫からシニア猫までに対応しています。ただ、ライフステージや活動量によって給餌量を調整してください。
販売されているサイズは3タイプあり、900g入りで¥2,000円、1.8kg入りで¥3,480円、4.5kg入りで¥7,570円(全て税抜き)となっています。
ニュージーランド産の、プレミアムペットフードとして有名なジウィピークの中で、鹿肉を90%以上も贅沢に使用している商品です。
ジウィピークの製品は、天然の生肉・内臓・魚介類にほとんど手を加えることなく、乾燥させて食べやすい大きさにしたエアドライ製法をとっています。
エアドライ製法とは、素材が持つ栄養価をできるだけ壊さないために、新鮮な原材料をゆっくりと混ぜてひき肉状にし、加熱加工することなく、板状に延ばし、低温でゆっくりと時間をかけて原材料を乾かす製法です。
しかも、使用される肉原料は、ニュージーランドの豊かな自然の中で、薬剤などがまかれていない牧場で、自然放牧でのびのびと育てられている契約牧場から仕入れています。
この「エアドライ・キャットフードベニソン」の原材料となっている鹿も、もちろんそのような飼育環境のもと大事に育てられています。そして、その鹿肉が持つ栄養素を壊すことなく加工されています。
穀類や豆類、芋類など自然界で猫が食べていないものは一切配合せず、ベニソン生肉・ベニソントライプ生肉、ベニソンレバー生肉、ニュージーランド緑ィ貝など98%の割合で上質な鹿肉と魚介類が凝縮されているいる一品です。
成分表を見ても、いかに猫に適した栄養素であることがわかります。代謝エネルギーが470kcal/100g、タンパク質45%以上、脂質25%以上、粗繊維2%以下、水分14%以下、灰分8%以下となっています。
400g入りで¥6,706円で販売されています。この金額を見て引かれた方もいらっしゃるでしょう。確かにかなり高額にはなりますが、それだけ充実した内容であることは間違いありません。
3つ目におすすめな鹿肉ベースのキャットフードは、アディクションです。この商品にもニュージランド産の鹿肉が使用されています。
ニュージーランドはの自然環境は、厳しい防疫管理及び法規制で守られており、ニュージーランド国内には疫病がありません。また、穏やかな気候のおかげで、一年中牧草を食べれるので、ハウス飼育や給餌システムも使用せずに自然な姿で飼育することができます。
そんな広々とした環境で育てられた鹿肉を使用した、全猫種のオールステージに対応している総合栄養食のドライキャットフードです。
鹿肉の特徴でもある、高タンパク低脂肪の良さが現れて、乾燥重量比のタンパク質は33.3%、粗脂肪は16.7%と、両方ともAAFCOが定める基準を満たしています。
また、果物と野菜や、腸内環境を整えるプロバイオティクスも配合されてます。1.8kg入りで¥5,292で販売されています。
Slaan/shutterstock.com
鹿肉(ベニソン)の魅力と、鹿肉を主原材料にしているキャトフードを見てきましたが、いかがだったでしょうか?
鹿肉の良いところを詰め込んだ優良なキャットフードが、知名度もあり、世界的に認められているメーカーから発売されていることも、この記事を通して知っていただけたと思います。
よく消費されている鶏肉などと比べると、鹿肉の場合は、原材料のコストが高くなりますし、製造しているメーカーも限られてきますので、どうしてもキャットフードの価格は高くはなります。
しかし、猫にとって最高の食材であり、今日ご紹介したような猫の健康を促進するメリットがたくさんあるなら、愛する飼い猫に食べさせてあげる価値があるのではないでしょうか?
栄養満点であることに加えて、鹿肉の独特の風味が猫にとっては魅力的で、喜んで食べてくれるという声も聞きますので、食事のバリエーションを広げてあげるためにも、ぜひ一度、鹿肉を使用したキャットフードを試して見てください。