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Ammit Jack/shutterstock.com
名称:ブルドック
性格:判断力があり、活動的、愛情深い
寿命:8~10歳
体重:23~25kg
体高:31~41cm
毛色:ブリンドル、レッド、フォーン、ファロー、ホワイト、パイド(記載カラーいずれかの色の組み合わせ)
値段相場:ペットショップ40万円〜、ブリーダー40~60万円、ブリーダー直販のペットショップ30~35万円
犬の品種の認定や犬種の指定を行うジャパンケネルクラブによると、もともとブルドッグは、牛と犬を闘わせるブル・ベイティングのためにつくられた犬種です。
13世紀から18世紀頃までのイギリスでは、ブル・ベイティングは人気の娯楽でした。しかし、動物愛護の観点からブル・ベイティングが禁止されるとブルドッグの人気もなくなります。
そこで愛好家たちは穏やかな性格の個体を掛け合わせ、ブルドックの特徴的な顔つきは残しつつ、家庭でも飼いやすい温和なブルドックをつくりました。家庭でも人気のある犬種として改良されたブルドックは、愛情深く人懐っこい性格です。
闘犬だった名残から勇敢で忠実な性格も持ち合わせています。顔に似合わず甘えん坊なのも魅力の1つです。
ただし、誰にでも愛想がよいので番犬には向かないでしょう。
ブルドッグに顔が似ている犬種といえば、フレンチブルドッグがいます。フレンチブルドッグはブルドッグを祖先にもつ犬種で、ブルドッグと比べると体が小さいのが特徴です。
ブルドッグが垂れ耳なのに対し、フレンチブルドッグは立ち耳をもちます。
ブルドッグは中型犬です。中型犬の平均寿命は13~14年といわれていますが、ブルドッグの平均寿命は8~10年です。平均より短命の犬種といえるでしょう。
しかし中には17年生きたブルドッグもいるというデータもあるので、飼い方次第で長生きも可能です。
ブルドッグの平均体重は23~25kgです。個体差はあるものの、メスに比べオスの方が大柄になります。
がっしりとした筋肉質な体つきで、理想体重はオスなら25kg、メスなら23kgです。
ブルドッグの平均体高は31~41cmです。足が短くて前足が離れているため、安定感があるのもブルドッグの特徴です。
ブルドッグの毛色は単色かスマット、或いはホワイトとパイドです。ブラックや肉色、ブラックにタンマーキングのあるものは望ましくありません。
ブリンドルOnizuka Yoshiki/shutterstock.com
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中型犬であるブルドッグは、生後12カ月で成犬になります。生まれたときに比べると、体の大きさは約50倍に成長します。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
ブルドッグのように鼻が短い犬種は、無駄吠えが少なく吠えても声が小さいといわれています。集合住宅でも飼いやすい傾向にあるでしょう。
病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
短頭閉塞性気道症候群 | 短鼻種特有の解剖学的構造に起因する閉塞性気道障害の総称。早い呼吸やいびきの症状が生じ、重症化すると呼吸困難や失神の危険も。 | 治療法によって異なるが、手術の場合約2万円~ |
チェリーアイ | 目頭にある瞬膜が赤く腫れて飛び出る。遺伝による影響が大きい。 | 約3千円 |
軟口蓋過長症 | 気道が狭くなり吐き戻したり呼吸困難を引き起こす。鼻短犬がなりやすい。 | 手術の場合約3~10万円 |
皮膚病 | しわの間にたまった汚れによって皮膚が炎症を起こす。 | 約7千円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。
もともと犬は汗腺が肉球と鼻にしかなく、熱を逃がしにくいため暑さに弱い動物ですが、中でも鼻が短い「短頭種」と言われるブルドッグは、口腔の面積が狭いため熱を逃すのがより苦手です。
中頭種や長頭種の犬と比べると熱中症のリスクがはるかに高くなるので、飼い主は特に注意する必要があります。
夏場はエアコンで温度管理を徹底し、暑い時間の散歩は必ず控えましょう。
脂皮質のブルドッグは、皮脂がたまりやすい犬種です。日々の手入れを怠ると、ニオイの原因になります。
また顔のしわの間は、汚れがたまり雑菌が繁殖しやすいです。放置するとニオイを生じるので、口のまわりのヨダレや汚れはこまめに拭きましょう。
鼻が短く口の中が狭いため、歯が磨きにくく歯周病になりやすい犬種です。歯周病が口臭の原因になることもあるため、歯磨きは欠かせません。
運動や遊びをするよりも飼い主とのんびり過ごすことを好むブルドッグは、そこまでの運動量は必要としませんが、太りやすい犬種なので体重管理のためにも1日2回、30分程度の散歩が必要です。
ブルドッグは暑さに弱いので、高温多湿な日本の夏はエアコンなしでは生きられません。飼育前にそういった環境を整えてあげれるか考慮しましょう。
目の病気が多いといわれるブルドッグには、DHAやEPAを含むドッグフードかサプリメントを与えるのがおすすめです。しわが多く皮膚疾患を起こす犬も多いですが、グレインフリー(穀物不使用)のドッグフードで改善するケースもあるようです。
※皮膚疾患を起こした場合は自己判断ではなく動物病院で診察してください。
フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。
成犬になれば基本的は1日2回、犬の体調の変化等に注意しながら与えます。
暑さに弱いブルドッグは夏バテしやすい犬種です。食欲がないときはウェットタイプのフードを冷やして与えるのもよいでしょう。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
上毛と下毛をもつダブルコートのブルドッグは抜け毛の多い犬種です。特に、春と秋の換毛期には大量の毛が抜けます。抜け毛対策にはこまめなブラッシングと、月に1~2回程度のシャンプーが必要です。
毛が短いブルドッグには、天然素材の獣毛ブラシやラバーブラシがおすすめです。ブラッシングには血行促進や癒しの効果があるので、コミュニケーションの一環として行うのもよいでしょう。
ブルドッグはスムースコートの短毛なので、自宅でのシャンプーも難しくありません。ブルドッグの特徴の1つである顔のしわには汚れがたまりやすいので、よく洗い乾かしましょう。
また、暑さに弱い犬種なので浴室やシャワーの温度には注意が必要です。
犬がシャンプーを嫌がる場合は、1人が犬を抱え、1人が洗うようにするなど2人で行うとスムーズにシャンプーができます。
子犬と成犬それぞれのお風呂の入れ方を紹介します。
ブルドッグの子犬のお風呂の入れ方ブルドッグは鼻が短く呼吸がしづらいため、激しい運動が苦手です。しかし、肥満になりやすい犬種でもあるので毎日の散歩は欠かせません。1日2回、30分程度のゆっくりとした散歩をしましょう。
ただし、暑いときの散歩は命の危険を伴うので控えます。
温和な性格のブルドッグですが、頑固な一面もあるので、しつけには時間を要する可能性が高いです。根気強く、教えることが大切です。
ブルドッグの「トイレ」「吠え」「噛み癖」「散歩」「待て」のしつけ方法を紹介します。
ブルドッグを自宅に迎えたら、すぐに行いたいのがトイレのしつけです。しつけが遅れると、粗相した場所に自分の尿のニオイが残るため、同じ場所で何度もオシッコをしてしまう恐れがあります。
トイレ以外で排泄することを覚えた犬は、トイレとトイレ以外の区別がつかず、どこで排泄をしてもよいと認識してしまいます。
成犬でもトイレのしつけは可能ですが、子犬に比べ排泄回数が少ない成犬の方がしつけをするのは難しいです。しかし、根気強く何度も教えれば覚えるので、諦めずにしつけをしましょう。
本来きれい好きな犬は、自分の寝床で排泄をしない習性をもちます。成犬の場合は、寝床とトイレは別にした方がスムーズにしつけられるはずです。
多くの犬が汚れたペットシーツの上でトイレをするのを嫌がります。
多頭飼いの場合は、トイレの数を増やしたり、汚れたペットシーツをすぐに取り替えたりの工夫が必要です。
温和なブルドッグは誰にでも愛想よく振る舞う個体が多いため、無駄吠えの少ない犬種です。
ただし、自分の要求を通すために吠える個体もいます。無駄吠えは近所迷惑になる行為なので、しっかりしつけましょう。
ブルドッグは落ち着きのある性格ですが、闘犬からの本能で噛んでしまう恐れもあります。噛み癖は他の犬や人との思わぬトラブルの原因となるため、子犬の頃からしっかりしつけなくてはなりません。
「待て」のしつけは犬の自制心を育てたり、怪我やトラブルを防止したりする効果があります。散歩中の信号待ちや玄関からの飛び出しなども防ぐ大事なしつけです。
ブルドッグは甘えん坊な性格なので、留守番は苦手な個体が多いです。しかし、安心して過ごせる環境を整え、トレーニングをすることで留守番ができるようになるでしょう。
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家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。
新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619