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性格:用心深く熱心、穏やかで従順
寿命:11~13歳
体重:9~14kg
体高:43~51cm
毛色:ブラック、ブラック&タン、レッド、レッド&タン、フォーン、チョコレート、スモーク・ブルー
値段相場:希少種のためペットショップ不明、ブリーダー25~30万、ブリーダー直販のペットショップ15~30万
オーストラリアン・ケルピーはオーストラリアで牧羊犬として活躍している犬種です。
19世紀にオーストラリアで牧畜が盛んになり、スコットランドから持ち込まれたウェルシュ・コーギーやボーダー・コリーと、オーストラリアのディンゴが交配して生まれた犬種がルーツという説があります。
1982年の牧羊犬協議会で優勝してからオーストラリア国内で人気になりました。
オーストラリアン・ケルピーは、作業能力を低下させないためにワーキングドッグとショードッグの血統が明確に区別されています。
日本で飼育されている頭数は非常に少なく、2018年の登録頭数は5頭のみでした。入手するには、基本的に海外から輸入することになります。
犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブによると、用心深く穏やかな性格をしています。牧羊犬のルーツがあるので、頭がよく飼い主に従順で体力もあります。
オーストラリアン・ケルピーと同様の牧羊犬で、ルーツとしても考えられているウェルシュ・コーギーやボーダー・コリーと利口で活発なところが似ています。
オーストラリアン・ケルピーの中型犬で、平均寿命は11~13歳ほどです。
2018年の中型犬の平均寿命は13歳ほどなので、オーストラリアン・ケルピーは中型犬の中でも平均的な寿命をしていると言えます。
オーストラリアン・ケルピーの平均体重はオス11~14kg、メス9~11kgになります。
ジャパンケネルクラブが規定するオーストラリアン・ケルピーの体高は、オスが46~51cmでメスが43~48cmです。メスの方がやや小柄です。
ジャパンケネルクラブで認められている毛色は、ブラック、ブラック&タン、レッド、レッド&タン、フォーン、チョコレート、スモーク・ブルーです。
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犬は身体のサイズによって成長期の長さが変わります。中型犬のオーストラリアン・ケルピーは、約10~12カ月かけて成犬になります。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
オーストラリアン・ケルピーは穏やかな性格ですが、警戒心が強い一面もあるので見知らぬ人に対しては吠えやすい犬種です。
無駄吠えは近隣トラブルの原因にもなるのでしつけをしましょう。
病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
股関節形成不全 | 股関節が正常に形成されず、歩行に異常が現れる。成長期に発症することが多い。 | 約40万 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
オーストラリアン・ケルピーの成犬がかかりやすい病気病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
拡張型心筋症 | 心筋が薄くなることで心臓の収縮力が弱まり、血液を全身に送り出しにくくなる。3歳以上の成犬(特にオス)。 | 不明 |
進行性網膜萎縮症(PRA) | 網膜が萎縮していって、徐々に視力が低下していく遺伝性の病気。最終的には失明する。完治させる方法はなく、ビタミン剤や抗酸化剤などのサプリメントを与えて進行を遅らせる。 | ビタミン剤、抗酸化剤100円/1錠 |
小脳変性症 | 小脳に異常が生じる先天性の病気。歩行などをうまく行えなくなる。 | 不明 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。オーストラリアン・ケルピーは被毛が短いので暑さに弱いわけではないですが、暑い日の散歩は日中を避け朝夕の涼しい時間帯に水分補給をさせながら行いましょう。保冷剤などを携帯すると安心です。
真夏以外でも車内や室内で熱中症になるケースがあるので、室温には注意してください。
オーストラリアン・ケルピーは短毛のダブルコートなので、臭いがこもりにくいです。
活発な犬種なので、散歩や運動で汚れてしまったらキレイにしてあげましょう。汚れを放置しておくと臭いの原因になります。
オーストラリアン・ケルピーは聡明で大人しい性格なので、しつけがしやすい犬種です。
しかし、スタミナがあり活発なので散歩の時間をきちんと確保できないと運動不足になってしまいます。1時間以上の散歩を1日2回行う必要があります。その他にもドッグランなどで運動させてあげましょう。
警戒心が強く見知らぬ人に対して吠えることがあるので、しつけをしないと近隣トラブルに発展する可能性があります。
室内で飼うなら中型犬用のケージやサークルを用意します。室内でも熱中症になる可能性があるので、室温には注意してください。
ドッグフードはライフステージにあった総合栄養食を与えましょう。
子犬は免疫機能が発達する期間なので、ビタミンEなどの抗酸化物質が含まれているフードを与えましょう。骨を発達させるカルシウムやリンが含まれているフードも適しています。
ただし、成長期に過剰にカルシウムを与えると必要以上に吸収されて成長に悪影響を与えるので注意が必要です。皮膚や被毛を維持するために、EPAやDHAが含まれているフードもおすすめです。
フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。成犬になれば基本的は1日2回与えるようにしましょう。
肥満は股関節形成不全の原因にもなるので、フードやおやつは与えすぎないようにしましょう。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
オーストラリアン・ケルピーはダブルコートの短毛種で抜け毛は多めです。春と秋にある換毛期には、通常よりも多くの毛が抜けるのでこまめにブラッシングをしてあげましょう。
スリッカーブラシでアンダーコートを取り、コームやラバーブラシで全体の被毛を整え、毛並みに沿ってタオルマッサージをしてあげましょう。
オーストラリアン・ケルピーは月に1回ほどシャンプーをしてあげましょう。シャンプーの頻度が高いと必要な皮脂まで洗い流してしまうので、皮膚が荒れてしまう可能性があります。
短毛ですが活発なので、普段の散歩や運動でも汚れてしまう可能性があります。その場合には水に濡らしたタオルで汚れを拭き取ってあげましょう。
オーストラリアン・ケルピーは牧羊犬のルーツがあり、非常にエネルギーのある犬種です。1時間以上の散歩を毎日2回行いましょう。散歩中にはランニングなど運動量の多いメニューも取り入れるようにしてください。可能であれば定期的にドッグランなどに連れて行って運動させてあげましょう。
散歩が十分に足りないと、運動不足になりストレスが溜まったり肥満になります。肥満はオーストラリアン・ケルピーがかかりやすい「股関節形成不全」の原因にもなるので、しっかりと運動をさせてあげましょう。
オーストラリアン・ケルピーは頭がよく飼い主に従順なので、しつけがしやすい犬種です。
警戒心が強く見知らぬ人に対して吠えることがあるので、無駄吠えのしつけは特にしっかり行いましょう。
飼い犬が言うことを聞かないからと言って、感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。
犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、繰り返し教えてあげましょう。
オーストラリアン・ケルピーを家に迎えたら、すぐにトイレのしつけを始めましょう。しつけの開始時期が遅れてしまうと、「どこで排泄をしても良い」と勘違いしてしまいます。
室内で飼う場合には、トイレのしつけができていないと衛生的にも良くありません。
1歳以上のオーストラリアン・ケルピーにトイレのしつけをする場合も、子犬と同様の方法でトレーニングしますが習得には時間がかかります。
多頭飼いの場合は先住犬とトイレを共有する方法もありますが、先住犬のストレスになってしまうこともあります。その場合は、専用のトイレを用意してあげてください。
オーストラリアン・ケルピーは基本的に穏やかで大人しい犬種ですが、牧羊犬のルーツがあり警戒心が強い一面もあります。見知らぬ人や犬がテリトリーに入ると吠えることがあります。
無駄吠えは近隣トラブルの原因にもなるので、子犬のころからしっかりとしつけをしましょう。
オーストラリアン・ケルピーは知らない人に対して警戒心が強いので、噛み癖がついていると力の強い犬種なのでケガにつながる危険性もあります。
子犬の甘噛みがエスカレートして噛み癖に発展することもあります。噛み癖をつけさせないように子犬のころからしつけをしましょう。
歯が生えかけの時期は、歯茎が痒くて甘噛みをすることもあります。噛んでもいいおもちゃなどを与えてください。
オーストラリアン・ケルピーは活発で力が強い犬種なので、興奮してしまったときにコントロールできなければなりません。「待て」を覚えさせれば、興奮が収まるまで待機させておくことができます。
その他にも、散歩中の信号待ちや病院など「待て」が役立つシチュエーションはたくさんあります。子犬のころからトレーニングを始めましょう。
普段は大人しい犬種でも留守番に慣れていないと、不安になって吠えたり家具をかじったりといった問題行動を起こすことがあります。オーストラリアン・ケルピーは力が強いので、不安になって動き回るとケガをしてしまうかもしれません。
子犬のころから留守番に慣れさせるようなトレーニングをしていきましょう。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619