寒いサウスウェールズのある夜の出来事

放っておけなかった

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その犬は怯えており、メーガンさんの持っていたビスケットでなんとか保護できましたが、体重はわずか16kgとあばらが浮き出た状態でした。更に前脚には大きなコブ、爪は伸び放題、そして目は目ヤニだらけだったのです。
出典:https://www.boredpanda.com/we-took-a-stray-dog-home-and-she-never-left/

こちらの画像はメーガンさんがこの犬を連れて帰ったその晩に撮影されたものだそうです。
のちにフォックスと名付けられるグレイハウンド風のこの犬の体をご覧ください。
健康なグレイハウンドのメスの標準体重は30kg前後と言われていますが、フォックスはおよそ半分とお世辞にも健康体とは言えない状態なのがわかります。

フォックスってどんな犬種?

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ボールドウィン家はそれから数週間をかけてフォックスを健康体に戻しました。そして預かり候補は引く手あまたでしたが、家族はすっかりフォックスに惚れ込んでしまいました。獣医によると、フォックスは2歳で2週間ほど放浪していたであろうとのこと。更にリサーチの結果、その賢さや脚の速さから、フォックスがモデルのような犬種サルーキ&ラーチャーMIXであることは間違いありませんでした。
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サルーキという犬種は近年日本でも目にするようになりました。
ではラーチャーってどんな犬なの?なんて思われる方もいらっしゃるでしょう。
ラーチャーとは犬種では無く、サイトハウンド系のMIXを意味し、多くの場合グレイハウンドのDNAを受け継ぐ犬らしく、ボールドウィン家の暮らすイギリスではよく見られるのだそう。

美しいボディラインや端整な顔立ちはまさに犬界のスーパーモデルと言えるグレイハウンドとサルーキ。
そんな血を引いたフォックスはどんな性格の子なのでしょうか。

見た目とは裏腹に...

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どんな犬にも言えるように、フォックスは人の愛と暖かい家族を欲していました。やがて本来持つやんちゃな面を見せ始め、家族のベッドやソファは占領され、経済的負担も軽いものではありませんでしたが、それ以上に家族はフォックスを愛おしく思っていたのです。
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すっかりボールドウィン家の一員となりパパの膝の上でリラックスするフォックス。
サルーキと言えば落ち着きがあり、あまり感情を表に出さない性格の犬として知られているのですが、得意の運動をする時は一変して自由奔放な面が現れることがあるのだそう。
そんな二面性のあるフォックスの性格は、家族にとって魅力だったのかもしれませんね。

今やサウスウェールズのプリンセス!

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時にはお転婆な面を見せるフォックスですが、彼女のことを知る人はみな彼女のことが大好きです。そしてすれ違う誰もが彼女の美しさに目を奪われるのです。
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痩せっぽちの放浪犬から、誰からも愛されるウェールズのお姫様へと変貌を遂げたフォックス。
ボールドウィン家は今やフォックスのいない人生など考えられないほど、美しい彼女のことを愛してやまないようです。

こんなに愛嬌たっぷりのお姫様がなぜ捨てられ、辛い放浪生活を強いられることになったのかは定かではありませんが、あの寒い夜の出会いがフォックスの犬生を180°変えたことは紛れもない事実でしょう。

あの時助けてくれたのがメーガンさんで本当に良かったですね。

情報提供元: mofmo
記事名:「 出会いは帰宅途中。痩せっぽちの放浪犬を保護してみると、家族みんなが虜になった。