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住む家はあり,エサをくれる飼い主はいるものの,逆にその家から離れていくことができないママとオレオ。
感情が一切宿っていないような表情が印象的です。
そしてそんな状況がしばらく続くと,彼らはストレスをため込んで感情をコントロールできなくなっていたかもしれません。
そうなる前に,彼らの人生を救ってくれたのがこの動物保護団体のようです。
「ママとオレオは飼い主に放置され,そこを近所のおばあさんに助け出されました。出典:https://www.littlethings.com/two-dogs-set-free-from-chains-v3/
その後,彼女が飼い主となりましたが,この女性が住んでいるのが,ダーハムの中でも非常に貧困な地域で,この2匹の犬を世話するのに必要なものがなかなか手に入りにくい地域なのです。」
とスタッフは語ってくれました。
ママは鎖から離れ,動物管理局に保護されました。管理局は,飼い主がママを引き取りに来ないかもしれないということで,シェルターで保護する代わりに,この犬をこの女性のもとに返してあげました。
元々の飼い主に見捨てられた2匹は,運よく近所のおばあさんに助けられたようです。
しかし,助けてあげたもののこの女性は2匹に対して十分に世話ができなかったようですね。
貧困な地域の中には,いろいろな面で不便な地域も多くあります。
もしかしたら,このおばあさんは2匹を散歩に連れて行ってあげたかったけど,高齢のため思うように体が動けなかったり,運動すらさせてあげることができなかったのかもしれません。
今までの育児放棄とは違った理由で,この2匹を幸せにしてあげられなかったのかもしれませんね。
動画の中で,保護団体のスタッフがママとオレオのために大きな囲いを作ってあげました。出典:https://www.littlethings.com/two-dogs-set-free-from-chains-v3/
すると,2匹はスタッフのことを友人だと思っているように彼らの周りを駆け回ります。
2匹の印象深い表情から,いかに2匹がこの囲いを気に入っているかが分かります。
そこに手を差し伸べてくれたのがこの保護団体です。
何人ものスタッフが集まり,大工作業が始まります。
初めは何ができるのか分かりませんでしたが,この犬たちがそれぞれ放たれたことでその全貌が見えてきました。
彼らは,ママとオレオ,それぞれの専用の囲いを作ってあげたようです。
この保護団体は,サービスが十分でない地域に住む犬や屋外につながれたままの犬の福祉を,情報を提供したり,無料のサービス(健康面でのケア,不妊・去勢手術,ワクチン接種,囲い)を提供することで改善しています。出典:https://www.littlethings.com/two-dogs-set-free-from-chains-v3/
中立な立場からの支援や,地域内での関係を築き上げることで,この団体は犬と飼い主との関係を強化しています。
動物保護というとどうしてもシェルターとか保護施設とかをイメージしてしまいます。
行き場のない動物たちを保護し,新しい飼い主さんを見つけてあげる。・・・そうすることで,1匹でも多くの動物たちの人生が救われるのです。
しかし,この団体はすでに飼われている犬と飼い主に力を貸すことで,彼らの人生をより幸福なものにしてくれるようです。
動画の中で,1匹ずつ囲いの中に放たれるママとオレオの姿が映し出されています。
今までこんなに思いっきり走り回ったことがなかったのでしょうね。2匹は全速力で囲いの中をぐるぐる走り回ります。
しかし,お互いの存在に気が付くと,2匹を隔てたフェンスに近づき,まるでお互いの嬉しい思いを伝え合っているかのような姿を見せます。
この団体のおかげで,飼い主から離れることなく鎖から放たれ自由を掴んだ2匹・・・
こんな支援の仕方も素敵ですよね。
自由になった2匹の犬