戦場の真のヒーロー

辛い別れ

www.facebook.com

その活躍を称えて"The Black Dog"と呼ばれていたトリオは、引退から2年後にパープルハートにあたるメダルを授与されました。そして余生を3人の子供がいるデイヴさん一家と過ごしたトリオは14歳でこの世を去り、家族みんなが悲しみに暮れていたのです。
「トリオは俺にとって息子同然で激しく落ち込んでいたんだ。長い間彼と一緒に危険を乗り越えて来た俺にとって、トリオのいない人生は辛すぎるよ」とデイヴさん。
出典:https://barkpost.com/life/veteran-gets-tattoo-with-dogs-ashes/

真っ黒なボディにつぶらな瞳が実にかわいらしいトリオ。
胸元に輝くメダルが、彼がどれだけ優秀な軍用犬であったかを物語っています。
パープルハートとは、戦場で目覚ましい活躍をした兵士に贈られる勲章であり、トリオの活躍はそれに相当すると認められたのでしょう。

どんな時も人間を救うために訓練された軍用犬は、危険を顧みず人のために尽くす実にありがたい存在。
兵士達から尊敬され"The Black Dog"の称号を与えられたのも納得です。
そんなトリオとの別れはデイヴさん一家、特にハンドラーだったデイヴさんにとっては戦友を亡くすと同然の悲しい出来事だったに違いありません。

これからもずっと一緒だよ

www.facebook.com

心にぽっかりと穴が開いてしまったデイヴさんは、トリオとの思い出を永遠のものにすべく、自らの腕に言葉を刻むことを決意しました。そして入れ墨用のインクにはトリオの遺灰が混ぜられ、トリオは永遠にデイヴさんの一部となったのです。
「ボクの命をあなたに捧げます。愛してくれれば見返りなんて要りません。命を賭けてあなたを守り、あなたの代わりに銃弾を受けます。ボクの仕事は爆弾や武器をみつけること。ボクが先陣を切り、ボクが最後に戦場を去ります。ボクがあなたの鼻となり耳となります。あなたを守ってあなたに仕えます。あなたのためなら死ねます。優しい言葉と思いやりさえくれれば、ボクは大丈夫です」
出典:https://barkpost.com/life/veteran-gets-tattoo-with-dogs-ashes/

これが足型と共にデイヴさんの腕に刻まれた軍用犬の気持ちを代弁した言葉です。
そこには軍用犬が戦場でどんな役目を授かり、どんな気持ちで仕事に臨んでいるのかが切々と綴られています。
あまりにも切なく悲しく、かつ美しく勇気ある軍用犬の様子を表した言葉の一つ一つはとても心に染み、涙を誘ってしまいます。

自らの命を犠牲にして人間を守ってくる軍用犬。
これまでどれだけの命がトリオのような犬に救われて来たことでしょう。

"見返りは要らない"

犬は無償の愛を与えてくれる、人間にとって最高のパートナー。
トリオの思いは、永遠にデイヴさんの中で生き続けていくことでしょう。

情報提供元: mofmo
記事名:「 戦友よ永遠に!愛する犬を亡くした兵士が切々と綴った深い思いに心が揺さぶられる。