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ご覧のように2匹は体をぴったりと付けて安心した表情で眠っています。
元飼い主のもとで2匹がどんな暮らしをしていたのかはわかりませんが、彼らの絆がとても深いものだったということは確かですね。
www.barkparty.org
ニューヨーク在住で個人の保護活動家であるケイティ・デパスカルさんは2匹のことを知り、一緒に引き取りたいと願っていました。しかしある問題が。動物病院で目の治療を受けていたチッキーが獣医師を咬んでしまったのです。出典:https://www.thedodo.com/dogs-together-carson-shelter-2028995072.html
「捨てられて怯えてる犬にはよくあることよ」とケイティさん。
しかしこの事件が理由でチッキーは一般譲渡禁止リストに載ってしまったのです。
シェルターでは一般市民に犬を譲渡する際、適正テストが欠かせません。
これは日本の愛護センターでも同じことで、例えば咬み癖のある犬などは一般譲渡対象からはずされてしまい、引き取りができるのは保護活動家や団体に限られてしまいます。
チッキーの場合は知らない人に体を触られる不安や恐怖から思わず歯を立ててしまったのでしょうが、それが咬み癖でなくとも一度でも誰かを咬んでしまえば厳しいシェルターの適正テストには不合格となるのです。
しかしここで諦めるケイティさんではなかったようです。
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ケイティさんから連絡を受けたBark Partyという保護団体のクリスティーン・ダウンズさんは、2匹に会うためシェルターへと急ぎました。出典:https://www.thedodo.com/dogs-together-carson-shelter-2028995072.html
「2匹は一緒じゃなきゃダメって痛感したわ。だって彼らは二つで一つなんだもの。それにグーフィーと一緒ならチッキーも扱いやすいはずだと思ったの」とクリスティーンさん。
こうして2匹は一緒にシェルターを後にしたのです。
クリスティーンさんの運営するBark Partyは、ロサンゼルス近郊にある殺処分率の高いシェルターから犬を引き取り、預かり先や新しい飼い主を探す活動をしている団体で、チッキーのような条件の厳しい犬のレスキューには欠かせない存在です。
そしてチッキーとグーフィーのいたカーソンのシェルターも殺処分率の高いシェルターの一つです。
もし誰も2匹の存在に気付いていなければ、グーフィーはともかくチッキーは殺処分されていた可能性すらあるのです。
2匹のことを気にかけ、Bark Partyに連絡を取ってくれたケイティさんには心から感謝ですね。
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2匹はシェルターに入れられたショックから立ち直るまで、クリスティーンさんのもとで暮らします。そして新しい家族に出会える日はそう遠くないでしょう。出典:https://www.thedodo.com/dogs-together-carson-shelter-2028995072.html
その後のチッキーとグーフィーがどうなったのか気になり調べてみたところ、なんと2匹はニューヨークのケイティさんに家族として迎えられたのだそうです。
そもそも彼らがシェルターを脱出することができたのは、他でもないケイティさんのおかげでしたね。
辛い思い出は西海岸へ置いて、東海岸での素敵な犬生を送って欲しいですね。
Best Friends At Shelter Wouldn't Eat Until They Were Together Again