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発見されてから品種としてわずか数年で認められたとてもキュートなアメリカンカールの外見の特徴、体型や寿命について詳しく説明します。
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くるんと外側にカールした耳が最大の特徴で、アメリカ原産ということもあり、名前もそのまま「アメリカンカール」と付けられました。
最初は普通の猫のように、ピンとまっすぐな状態の子猫で生まれ、生後2-10日で後方にカールし始めます。
個体差がありますが、生後3-4か月ほどでカールが固定するそうです。
少し後ろにカールしているものから180度以上カールしているものもあります。また成長するにしたがってカールが緩くなっていく猫もいるようです。
アメリカンカール独特のカールした耳の形をする子猫が産まれるのは50%程度だそうです。
中には血統書付きのアメリカンカールなのに耳がカールしていない個体もあるそうです。
まだ猫の品種として新しいので、遺伝子の多様性をはかって健全な品種にするため、雑種猫との交配を行うなどしているために、耳がカールしていない子猫も産まれてくるようです。
被毛には長毛と短毛がありますが、一つの品種で両方が認められたのはアメリカンカールが初のようです。
もともとは長毛の猫でしたが、品種改良の過程で短毛の誕生に成功したようです。
長毛タイプはシルクのような手触りのシングルコートが基本ですが、少しの短いアンダーコートが生えている個体もあります。
短毛タイプは異種交配によって生まれたタイプで、ダブルコートが多いようです。全身の毛が短いのが特徴です。
耳がくるんとカールしていて、シルクのような触り心地の長毛タイプで、尾がふさふさとしていて長いものが理想のようですが、人気の外見を持った良質と言われる個体を見つけるのは簡単なことではないようです。
品種として新しいため血統としてはまだまだ弱い部分があり、さまざまな品種の猫の雑種が混ざっているので、外見にも個体差が見られるからです。
これらのことをふまえて、自分の好みに合った子猫を探す必要があるでしょう。
アメリカンカールは筋肉質で足の長さは中くらい、しっぽはふさふさしていて長く、くさび型の頭部にクルミのような目の形をしています。
平均体重はオスで3-5.5kgくらい、メスで2.2-4.5kgくらいです。平均体高は40-50cmと、大きさは一般的な猫と同じくらいです。
平均寿命は12-16年くらいで、猫の中では比較的平均寿命の長いほうだと言えます。
同じように耳に特徴がある猫でスコティッシュフォールドがいますが、それに比べると遺伝性の病気や障害の発生が少なく、健康で丈夫だと言われています。