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尻尾も垂れて元気とは程遠い様子で、目が虚ろです。毛はバサバサとしていて汚れきっています。
のちにジュリアと名付けられた彼女。「ジュリアは出血していて、どこからでも膿が出ていましたが、その時は毛が覆っていたので状態を詳しく見られなかったのですが、彼女は皮膚と骨しかなかった」出典:https://www.thedodo.com/julia-wolf-dog-rescue-1586046405.html
彼女の唯一知ることのできる過去のことは、首に巻き付けられた薄汚いロープでした。
とても衛生的とは言えないジュリアの様子と状態に、きっと保護職員さんたちはみな驚いた事でしょう。膿がでるほどの皮膚の状態になるなんて、どこから歩いてきたのでしょうか。ジュリアの首についていたロープは、元は飼い犬であったことを示しているのかもしれません。ですが、飼い犬だったとは思えないほどやせ細っていたなんて。ご飯もろくに食べられてなかったのでしょう・・・。
すぐ獣医にみてもらいました。出典:https://www.thedodo.com/julia-wolf-dog-rescue-1586046405.html
そこでやっとジュリアの放置された状態の全貌が明らかになりました。
一連の検査では脱毛症と炎症を起こしている皮膚を治さなければならないことがわかりました。足の痛みや肥大した爪もありました。
爪が伸びきってしまい、地面を抑えることができず爪が横を向いてしまっています。根元から曲がったまま硬いコンクリートを歩くなんて、どんなに痛かったことでしょう。それでもさ迷っていたジュリアを思うと胸が痛みます。