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高音すぎたり、低音すぎたり、大きい音が続くと、猫は不快感を露わにするか、警戒して姿を隠したりします。やっぱり好きな音、苦手な音はあるんですね。
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猫は10万ヘルツもの高音を聞き取ることが出来ます。ちなみに人間は2万ヘルツです。その猫の耳にしか届かない音楽を制作した人がいるようです。アメリカのウィスコンシン大学マディソン校の心理学を研究するチャールズ・スノードン博士が、猫にしか聞こえない音楽を作りたいと思い、音楽家のデビッド・テイエ氏と一緒に制作したそうです。人以外の生き物にも音楽を楽しんでもらいたいという思いは素敵ですね。
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チャールズ・スノードン博士とデビッド・テイエ氏が中心になって作られて猫の為の音楽は3曲です。「子猫の歌」「猫のバラード」「猫の旋律」この3曲は猫にしか聞こえない音域で作られているんですよ。
子猫が好奇心をそそられるような、動物の鳴き声のような音などが納められています。リラックスというよりも、こちらは興奮する曲、かもしれませんね。
猫がお乳を飲む時の「ヒュッ」という音が盛り込んであるので、飼い主さんも猫も落ち着く一曲になっています。人にとっては心音が落ち着く音に入るように、猫にとってはお乳を飲む音が落ち着くんですね。
猫が喉を鳴らすグーグーという音が使われています。この音に対して猫は猫同士を思いやる気持ちを持つそうですよ。
3曲とも、人間が聞き取れる音と猫が聴いている音に違いはありますが、飼い主さんと愛猫が一緒に楽しめると思います。
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もしかしたら、猫が一番落ち着く音楽は、飼い主さんの心音かもしれません。一緒に居たり、膝の上に乗ったり、一緒に眠るとき、飼い主さんの心音のリズムに落ち着いて、リラックスしまくってくれているように思います。
時々、猫のお腹に耳を当ててみたり、鼻の近くに耳を近付けてみてください。猫の心音や呼吸音は飼い主さんをリラックスさせてくれる音楽ですよ。