- 週間ランキング
メフメットさんのご遺体が自宅に戻って来るとセザーは片時も棺のそばから離れようとしませんでした。そして葬儀が行われるモスクまで参列者の列を先導して行ったのです。出典:https://www.thedodo.com/dog-visits-grave-every-day-2211964715.html
ご覧のようにまるで「こっちだよ」と言っているように葬儀に出席する人達の先頭に立つセザー。その姿は愛するご主人様の葬儀を仕切っているかのようです。そして彼はその場にいる誰よりも亡くなった方への敬意を払っているようにすら感じられます。
葬儀が終わるまでセザーは棺のそばに座り、悲しそうにうつむいていました。そしてメフメットさんが埋葬されていく様子を終始見つめていました。出典:https://www.thedodo.com/dog-visits-grave-every-day-2211964715.html
「父が墓地に埋葬されるまで、誰もセザーに触る事ができませんでした」と息子のアリさん。
棺には土がかけられどんどん埋もれて行き、やがて二度と形あるメフメットさんには会えなくなってしまう。そんな様子をセザーはどんな気持ちで見ていたのでしょうか。
そしてとても敏感なセザー、悲しくもありますが次第に見えなくなって行くその場所を見つめながら何かを悟ったようです。
メフメットさんを慕う気持ちはなくなることはありませんでした。