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辺りを見渡しましたが、飼い主の姿はありません。
よく見るとそのメスの子犬は、首輪もつけていませんでした。
そのまま動物シェルターに子犬を預けるかと思いきや、カリームさんは仕事が終わると、その子犬を自宅へと連れて帰ります。
カリームさんは、その子犬を『ホープ』と名づけました。
翌日にもう一度、ホープを拾った場所へと行き、飼い主を探してみます。
しかし、飼い主を見つけることはできませんでした。
カリームさんは仕事を終えると、病院を併設している動物シェルターへと駆けつけました。
ホープの検査のために、自分の時間を割いてやってきたのです。
カリームさんは、12時間勤務が数日続いたこともあり、疲れ切っていました。
途中で仮眠を取りましたが、決してホープのそばから離れることはありません。
ホープの心配をし、家に帰らず検査結果が出るのを待っていたのです。
この姿に動物シェルターの人々も心打たれます。
検査が終わり、ホープを連れていったん警察署へと戻りました。
そこでカリームさんは嬉しい知らせを受けます。
カリームさんを喜ばせるその知らせとは、一体・・。