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食べてしまったときにはどうするべきかを考えます。
猫が追っかけるものはおもちゃだけでなく虫も捕まえようとします。本来の狩りをする習性によるものですね。
飼い主が狩りの仕方を知らないので、狩りの仕方を教えるためにカエルやカエル、ゴキブリやヘビまたネズミなどの死骸をもってきます。
子猫に狩りの仕方を教える母猫の習性という見方から分かるように、避妊手術をしたメス猫が虫などの死骸を飼い主のところへ持ってくる傾向が強いです。
小動物を食べるといろんなリスクがありますが、ゴキブリやノミなど虫類を猫が食べてもあまり大きな問題になることはないと言われています。
ただしホウ酸団子などの化学薬品を含んだ駆除薬を食べたゴキブリを食べてしまうこともあるので猫の健康を考えると未然に防ぎたいところですね。
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猫が捕まえた虫を食べる場合、食べると危険な生物が当然ですがあります。判断の目安は寄生虫に感染する危険のある動物や虫は食べると危険です。
ヘビやカエル、ネズミ、ノミなどが寄生虫にかかりやすい部類です。こうした虫や動物を猫が食べると猫の体に寄生虫が入り込む恐れがあります。
特にネズミはトキソプラズマという寄生虫をもっていることが多いため要注意です。豚生肉に多い寄生虫です。
猫がトキソプラズマ症にかかると、下痢をはじめとする症状が表れます。症状がおさまるなら問題なしです。トキソプラズマが人に感染すると特に女性の場合は死産や流産になる可能性があるので要注意です。
ネズミから猫条虫という病気に感染することがあります。食欲減退、下痢や嘔吐、腹痛といった症状がみられます。
また北海道など寒冷地ではネズミを食べたがために、エキノコックスという条虫にかかることがあります。下痢の症状が表れますが、それが人に感染すると肝臓に障害を起こすほどの危険がありです。
猫がカエルやヘビを食べてしまった場合、マンソン裂頭条虫症になることがあります。感染すると嘔吐や下痢などの症状がみられます。
ノミが猫の口に入ると何が危険なのでしょうか?ウリザネ条虫が寄生する危険があります。グルーミングや食べた物にノミが寄生している場合もあるので注意が必要です。
猫が食べたものが原因で寄生虫に感染した場合は、自然に治ることは期待できないので、駆除薬を使用します。
万が一猫がゴキブリヤノミなどの虫やネズミやヘビといったものを食べるのを目撃したなら、すぐにやめさせましょう。
まさに食べている様子を目撃してしまったなら、獣医師に診察してもらって、駆虫薬を処方してもらい猫に飲ませることで対処できます。
猫が口にするものが条虫や回虫などの寄生虫をもっている場合は、猫にも感染する可能性があります。部屋をいつも清潔できれいな状態に保つなら、虫も猫の前に姿を現すことがなくなります。
寄生虫の感染するような環境をシャットアウトすることで、虫やネズミを食べて猫が病気になるような事態を招くことのないようにしたいですね
猫は野生の頃の本性で獲物を捕まえてそれを食べるという習性があります。狩りが上手なのはいいですが、いろんなものを持ち帰ります。
中には猫の体に有害なものもあります。カエル、ゴキブリ、ヘビ、ネズミ、ノミなどは危険な生き物です。
それでも猫にまったく狩りをさせないようにすることは不可能です。万が一こうしたものを食べてしまったなら適切な処置をして猫の健康を守るようにしましょう。