年末年始に新型コロナウイルス感染の第6波が警戒されているが、襲来しても東京の感染者は少なく、1日にわずか370人という意外な予測が発表された。名古屋工業大の平田晃正教授が「過去の流行周期」「ワクチン接種状況」「人流の変化」「大型休暇」などを勘案してAI 予測したものだ。

司会の安住紳一郎は「平田教授のAI予測は、第5波以降の減少を的中させて注目されています。予測では、第6波がどう流行するか具体的に公開されています」。

欧州や韓国との違いは?

それによると、感染の急減は11月4日(2021年)が底で、いまは徐々に増え始める時期に入っていて、12月30日に一気に増え、来年1月13日に370人でピークを迎える。そこからまた減りはじめ、100人前後が続くとシミュレーションしている。東京のきのう11月24日の感染者は5人だから、370人でも多いが、第5波最多の5908人と比べると、流行ともいえないほど少ない。

それにしても、欧州や韓国は過去最悪の感染状況になっているのに、世界で日本だけがなぜ急減しているのか。「専門家3人に聞きました」(安住)。国際医療福祉大の松本哲哉主任教授は「ウイルスが増殖できないようなコピーミスされた自壊説はあり得ます」、東京歯科大の寺嶋毅教授は「日本はワクチン接種が遅かったので、まだ効果が維持されている」、東邦大の小林寅喆教授は「島国なので水際対策が働いている」という理由を挙げている。

安住「ただ、(370人という予測は)感染防護策が効いているという前提です。気を緩めると、こんな程度ではすみません」

緊急事態宣言が解除されてからは、繁華街は夜遅くまで酔客で盛り上がり、観光地は大混雑。これではとても370人で抑えられそうもない。

(カズキ)

情報提供元: J-CAST ニュース
記事名:「 【ワイドショー通信簿】第6波きても東京「1日370人」予測 安住アナ「(でも)気を緩めると...」(THE TIME)