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「アフリカから入国した男の子が新型コロナに感染していることがわかりました」と司会の安住紳一郎がけさ6日(2021年12月)の「THE TIME,」で伝えた。ナミビアから入国した10歳未満の男の子で、国内でオミクロン株と初めて確認されたナミビア人外交官と同じ先月28日に成田空港に到着した。入国時の検査では陰性だったが、東京都の施設での検査で陽性とわかった。厚生労働省は国立感染症研究所で遺伝子解析を行い、オミクロン株かどうか調べることにしている。
現在、オミクロン株は急速に拡大し、世界で42の国と地域で確認されている。日本国内の影響はどうなのか。忘年会シーズンを迎える飲食店では「予約のキャンセルが入っていますが、オミクロン株のせいなのかなと思います。会社から、忘年会は控えてほしい、といわれているというお客様の声があります」、箱根の温泉旅館でも「12月、1月を中心にここ2、3日で20件ほどキャンセルがありました」。一方、タクシー会社は「オミクロン株によっての影響は現状ではまだありませんが、今後の売り上げと乗務員の安全面が気がかりです」と話していた。
オミクロン株についてはまだ分からないところが多いが、安住があるデータを紹介した。「オミクロン株が急拡大している南アフリカのある都市で11月の2週間のうちに新型コロナによる入院が452人、そのうち2歳未満の乳幼児が52人とどの年齢グループよりも多かった。もしかして、乳幼児がかかりやすい傾向があるのかもしれません。ただ、南アフリカ自体、子どもの多い国ということで、子どもの感染の多さがオミクロン株の特徴とそこまで言い切れることはないそうです。ただ、南アフリカも日本同様、12歳未満のワクチン接種を終わっていないということで、今後注意が必要かと思われます」。そして最後に「現在のところ、オミクロン株での死者の報告はありません」と付け加えた。
(一ツ石)