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自民党の泉田裕彦衆院議員(59)がきのう1日(2021年12月)記者会見し、ことし10月の総選挙で「(自民党の県連幹部に)2000万~3000万円の裏金要求をされた」と明らかにした。2日の「モーニングショー」がこのニュースを取り上げた。
泉田氏の説明によると、衆院選の投開票日の2カ月ほど前、自民党新潟県連の元会長の星野伊佐夫・県議の自宅で、「泉田さん、勝とうや」「2000万や3000万をもったいながったら人生終わるよ。いちいち警察に報告するわけじゃないんだから」「ばらまくのではない。たとえばA地域では〇〇さんですよ、渡すのは」「あんた一人、一人の腹にして、そして誰か信用できる人を使う」などと言われたという。
泉田氏はこの要求を断ったが、その結果、ポスターを貼ってもらえなかったり、ウグイス嬢に断られたりしたという。泉田氏は選挙区では敗れたが、比例で復活当選した。
星野氏との生々しいやりとりを録音した音声データも手元にあるといい、今後、プライバシーに配慮したうえで音源を公開する予定としている。
泉田氏の「告発」に対し、名指しされた星野氏は「ありません。ない。全くない。デタラメ。事実無根。迷惑」と強い口調で否定。「勝気な人だから、選挙で負けた責任を自分がとらないで周りにもっていこうとしている」と語った。
斎藤ちはるアナウンサーは、「もし金銭のやり取りがあったら、未遂でも買収要求罪が成立する可能性がある。ただし、投票買収に関係なく県連に寄付してくれといって要求したことになると、犯罪にならない」という若狭勝弁護士のコメントを紹介した。
石山アンジュ(「パブリックミーツイノベーション」代表)「まだ事実かわかりませんが、またこういう類のニュースか、と驚かなくなっています。政治とカネの問題はもっとクリアになってほしい」
玉川徹(テレビ朝日社員)「(やりとりは)音声を書き起こしているようには聞こえるが、泉田さんがこれを公開した理由が今ひとつわからない。音声を公開するなら、そのタイミングまでなぜ待たなかったのか。なぜ録音したのか。本当の意図は何なのか、ちょっと疑問ですね」
MCの羽鳥慎一「録音した音声の公開が次のポイントになります」
(キャンディ)