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東京・大阪・福岡・熊本などで医療・介護・予防医療などを展開する桜十字グループと、東京大学医学部発ベンチャー ACCELStars が共同開発した、世界最高精度のアルゴリズムとウェアラブルによる睡眠データ・健診データなどの医療データを組み合わせた「ウェアラブル睡眠ドック Hypnos(ヒプノス)」は、スマートウォッチやスマホの睡眠計測とどこが違うのか。
スマートウォッチの睡眠計測は、レム睡眠・ノンレム睡眠・浅い眠り・深い眠りなどを計測し、アプリ独自の配点・数値化などで自分の眠りを可視化できるとあって、重宝する。
ウェアラブル睡眠ドック Hypnos(ヒプノス)は、スマートウォッチやスマホアプリなど、類似の端末では判定できない中途覚醒(睡眠中の脳が起きている状態)を検出し、医療機関の脳波測定と同等精度の測定ができる点が最大のアドバンテージ。
また、健康診断や人間ドッグなどの検査結果とこの Hypnos(ヒプノス)の睡眠データを照合して、睡眠改善による身体の変化をデータとして把握でき、さらに適切な医療的トリアージにより隠れた疾患の早期発見につなげることもできるという。
「自分では気づきにくい睡眠中の異常が可視化されることで、必要な治療や生活習慣を見直せます。たとえば、昼間の眠気や作業効率の低下が改善され、日中のパフォーマンスが向上します」(桜十字グループ 執行役員 那須一欽 CMO)
桜十字メディメッセ桜十字予防医療センター保健看護部部長予防医療事業本部 人財開発部部 辻本直美 部長(保健師 公認心理師)は、予防医療の視点から、「冬の快眠ライフハック」についてこうアドバイスする。
◆お風呂は夜のリセットタイム
寒い冬こそ、お風呂でしっかり体を温めることが大切。シャワーよりも、ややぬるめのお湯に20分ほど浸かることで、体がリラックスし、手足が温まる。これで交感神経が落ち着き、ぐっすり眠れる。また、お風呂から出たあとは、温かい靴下を履いてベッドへ入るのもおすすめ。
◆寝室の温度管理がポイント
理想的な室温は18〜22度。手足が冷えると眠れなくなるので、暖かく保つことが大事。また、冷たい寝具を使うとさらに眠りが浅くなるので、電気毛布や湯たんぽで寝具を温めておくのもおすすめ。
◆照明を変えて、眠気を促す
さらに、寝る前は、リビングの明かりを少し落としてみる。蛍光灯の代わりに間接照明やキャンドルライトで、部屋をほんのり照らすことで、自然と眠気がやってくる。日本のリビングはコンビニに近いぐらい明るく、これでは眠気がこない。ぜひ、欧米のレストランのような落ち着いた雰囲気を意識してみて。
◆リラックスルーティン
寝る前の30分〜1時間は、リラックスするためのルーチンを取り入れることが推奨されいる。寝る前に深呼吸や軽いストレッチを行うことで、心身をリラックスさせ、深い眠りを促そう。
アルコールは眠りの後半に体を覚醒させてしまい、途中で目が覚めたり、睡眠の質が低下する。夕食時に軽めのワインぐらいであれば大丈夫、寝る直前のアルコールは避けよう。
◆スマホの使いすぎで眠れなくなる
夜、ベッドでスマホを使うとブルーライトが脳を刺激し、眠気を妨げてしまう。寝る前の30分はスマホ断ちを。スマホの代わりに、お気に入りの本を読む時間をつくると、ぐっすり眠れること間違いなし。
◆短時間睡眠は不十分
5時間以下の睡眠は、生活習慣病や精神的なストレスに繋がるリスクが高いことが、行政の調査でも明らかに。レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが崩れると、十分な休息が得られず、体にストレスが蓄積するから、忙しい日々でも、7時間以上の睡眠を確保するために、寝る前のルーティンを整え、早めに就寝することが大切。
◆桜十字グループ
https://www.sakurajyuji.jp/