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アジア最大規模の福祉機器の総合展示会「H.C.R2024 第51回国際福祉機器展&フォーラム」(10月2~4日 @東京ビッグサイト)で注目を集める、医療・介護・福祉分野 最新機器のひとつが、スマートベッドセンサー「iCue スマートケアアシスタント」(アイキュー)。
この「iCue スマートケアアシスタント」は、台湾のヘルスケアスタートアップ、Humetrics Inc.(ヒューメトリクス:本社 台湾新北市)が開発し、日本へも本格上陸させる最新スマートベッドセンサーで、すでに台湾国内外の50か所以上の福祉施設や病院に導入され、1000名以上が利用。
日本国内でもすでに80台以上が東京都・千葉県・埼玉県・三重県・群馬県の介護施設で導入されている。
今回、国際福祉機器展にブースを出展し、Humetrics 林文彦(Wen-Yen Lin)副社長をはじめ、いち早く導入を決めた W hospitality株式会社(ダブリユーホスピタリテイー:本社 千葉県鎌ケ谷市/ぞうさんの介護 運営)渡辺正晃 代表も駆けつけ、スマートベッドセンサー「iCue スマートケアアシスタント」のアドバンテージを伝えた。
ベッドに敷くスマートベッドセンサー「iCue」は、非接触で利用者の生理状態を継続的にモニタリングし、リアルタイムで患者・要介護者の状態を通知するヘルスケアデバイス。
ベッドに敷くだけで、利用者の離床(ベッドから離れて起き上がる)や臥床(ベッドや布団などに横たわる)の状況を瞬時に把握し、呼吸率、心拍数、睡眠状況などのデータをAIが分析する。
また、こうした患者・要介護者の状態をスマホ(LINE)や PCモニタ(ブラウザ)でリアルタイムに確認できることから、看護師・介護者が実際にベッドルームを訪れる回数が減り、作業負担が軽減し、効果的ケアや顧客満足度向上、運営コスト削減、職員定着率アップが実現する。
また、「iCue」がキャッチする生体データは、クラウドにリアルタイムでアップロードされ、介護者はデータレポートや傾向分析を利用して、患者・要介護者の健康状態を迅速把握。
AI によるデータ解析にもとづく健康レポートを自動生成し、肺炎や睡眠障害のリスクも早期に発見できるようなサポート体制も組む。
導入時も大きな改修など必要とせず、既存マットレスの下に敷くだけで稼働。月額レンタルモデルによりコストを抑えつつ、最新技術を活用したケアが実現できる。
Humetricsスマートベッドセンサー「iCue スマートケアアシスタント」は、日報・週報などのレポート表示・共有のほか、医療従事者や介護者などが独自にカスタマイズできるケアプランも作成できるサポートサービスも特長のひとつ。
「Humetrics がこれまで培ってきた AI が、顧客のニーズにあわせたケアプランなどを適宜提案してくれる。これも『iCue』だけにあるアドバンテージだ」(Humetrics 林 副社長)
日本国内の自治体や介護業界が、この Humetricsスマートベッドセンサー「iCue スマートケアアシスタント」に注目するもうひとつのアドバンテージが、高精度・高コスパ。
「スマートベッドセンサーの精度が他社製よりも高く、AI でつねにモニタリングし、小さな変異や異常も即時にセンサーがキャッチし現場に通知することで、患者・要介護者の QOL も向上する。
また、呼吸数・体動数・心拍数もリアルタイムに確認でき、さらにオプションで血糖値や血中酸素、体温、血圧もデータ連携できることから、従来以上に医師・看護師・介護福祉士などと情報を共有しながら早い対応ができる」(Humetrics 林文彦 副社長)
Humetrics 林 副社長はまた、「日本国内の自治体や介護業界から、100~1000台レベルでの導入にむけた話し合いがすすんでいる」とも話していた。
◆ Humetrics
https://humetrics.ai/