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最終面接まで進んだ優秀層だけアプローチし、他企業へ推薦するダイレクトリクルーティングサービスが注目を集めている。
就活生ユーザー6万5千人、企業1300社をマークし、135万ものスカウト実績を積んできた、ABABA だ。
ABABA は5月27日、都内で説明会を開き、HRTech市場の2大トレンド、この夏から本格稼働させる新規事業などについて、中井達也 代表取締役 CEO が説明した。
新卒対象スカウトサービス「ABABA」が就活生・企業の両ユーザー数をのばしている最大の特長は、「お祈りエール」というスカウトフロー。仕組みはこうだ。
最終面接で採用できなかった就活生に送る不採用通知メール(通称 お祈りメール)のなかで「当社で採用はできませんでしたが、あなたは素晴らしい人材なので他社に推薦したいです。ABABAに登録していただければ、今後の就職活動を応援させていただきます」という文面でABABAへの登録を促し、その企業の最終面接まで進んだ就活生として、他企業のスカウトを受け取ることができるスカウト型サービス。
「選考の過程を評価することで「就活うつ」に悩む就活生の心理的ストレスの軽減に寄与しながら、採用企業のブランディングにも貢献できる、社会課題と事業課題の双方を解決する事業活動を展開しています」(中井 代表)
ABABA 導入企業側は、大学名・学部名などでソートし学生を探すのではなく、最終面接まで到達した企業・業種などでソートをかけることで、ABABA でしか採用できず、競争相手の少ない優秀な学生を獲得できるという仕組みだ。
ABABA 中井 代表は、HR Tech Conference & Expo 2023(2023/10 @米 ラスベガス)などでも盛んに伝えられていたとおり、人事の役割が「雇用の管理人」から、従業員がいつでも適材であり続けるよう「仕事面と学習面の面倒見役」へと変化し、リスキーリング・コーチング・トレーニングのし上が拡大すると伝えた。
また、タレントマーケットプレイスの価値が広まり普及することで、AI面接がいよいよ主流になるともいう。
こうした2つのHRTech市場トレンドにのり、ABABA 中井 代表は、「新たな画期的サービスを夏にリリースする」とも伝えていた。
同社がこれまで獲得してきた就活生と企業のHRビッグデータを活かし、既存のサービスとは異なる画期的なサービスがローチンされるというから、注目だ。