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「この写真はぁ ギラムラチ゜ユ゛キュン~って感じぃい」
自分が撮影した画像を、Creativity AI「脳よだれくん」にみせると、こんな評価をしてくれる。
常識ではありえないチ半濁点や、ユに濁点がついりするオノマトペな評価が、まったく新しい刺激をくれる―――。
博報堂プロダクツのフォトグラファーと博報堂のアートディレクターが1対1でペアを組み、自由に作品をつくり「本能」に訴えかける写真展「脳よだれ展 -Photo Exhibition Brain Drool-」が、東京・表参道 Spiral Garden で9月2~13日開催。
この「脳よだれ展 -Photo Exhibition Brain Drool-」(東京・表参道 Spiral Garden 9/2~9/13日開催)は、広告に関連するテクノロジーや仕組みが、ますます高度化・複雑化していくなかで、もう一度、広告ビジュアルの存在意義を確認し、本来の力を見直そう、言葉や理屈を超えて、人間の本能に強く働きかけるビジュアルを究めてみよう、という試み。
オープン前日の9月1日には、博報堂 松井美樹 執行役員、博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部 高橋秀行 本部長、博報堂プロダクツ デジタルプロモーション事業本部 秋田功 本部長、博報堂 アートディレクター小山秀一郎氏、博報堂 アートディレクター小畑茜氏、博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部 百々新氏、博報堂プロダクツ デジタルプロモーション事業本部 熊谷周太氏が駆けつけ、この展覧会の魅力を語った。
VOICES展(2015)、脳よだれ展(2016、2018)から数えて、今回で4回目となり、ADFEST2017(アジア太平洋広告祭)での展示などを通じて、Brain Drool(本能をゆり動かす)というコンセプトは、世界に通じる非常にユニークなものだと知られてきた。
今回の「脳よだれ展 2023」で注目は、「ヒトの本能をゆさぶるビジュアルへの挑戦」に加え、この時代に避けて通れない「AIという別知性と対峙する挑戦」。
脳よだれをあふれさせる写真展示に加え、会場にあるAIコンテンツ体験ゾーンには、モノリスをイメージした高さ約5mのAI体験装置を設置。
このモノリスには、博報堂グループのフォトグラファーとアートディレクターの感性を学習した Creativity AI「脳よだれくん」がインストールされ、会場の展示写真や来場者が提供する写真を鑑賞させると、本能を直撃する度合いによって、さまざまに脳よだれを噴出させる。
Creativity AI「脳よだれくん」には、おもしろい、おいしい、安らぐ、イライラ……といった人間が感じる感性を50の評価軸で分析し、見せてくれた画像に対してそれぞれの評価軸がスコア化し、「脳よだれくん」が画像をほめてくれる。
「この写真はぁ ギラムラチ゜ユ゛キュン~って感じぃい」と―――。
このAIを活用した体験型イベントは、博報堂プロダクツのフォトクリエイティブ事業本部だけでなく、デジタルプロモーション事業本部、イベント・スペースプロモーション事業本部、映像クリエイティブ事業本部、リテールプロモーション事業本部も参画した新しいチャレンジ。
「この場で、本能的なアプローチ、本能的なディスカッションを感じてほしい。また、近寄れない距離感や解像度の大きさも体感してほしい」
そんな想いが込められた「脳よだれ展 -Photo Exhibition Brain Drool-」(東京・表参道 Spiral Garden 9/2~9/13日開催)で、22組の“広告プロフェッショナル”がつくる、見る人の脳内にその欲求を掻き立て「脳よだれ」を噴出させる作品を、体感してみて。