ビジネス英語は熟語が多く、ネイティブじゃない人には混乱を招くことが多いのではないかと思います。クライアントに熟語でカバーすることが重要だからです。


ビジネス英語のトレーナーとして、私はクライアントと多くの熟語の表現を勉強する場を設けています。そのため生徒たちはミーティングでより自信をもち、ネイティブと交渉することができるのです。


熟語はとくに動物、食べ物、体の一部、スポーツなどのトピックから多く作られております。

ここでは、スポーツとビジネスの間に存在する強いつながりを探してみたいと思います。もし皆さんがスポーツとビジネスの間に繋がりがみえたら、ビジネス英語にはたくさんのスポーツとゲームの熟語がなぜこんなに多いか、わかり始めるでしょう。


スポーツとゲームから生まれた10の英熟語



ビジネスとスポーツの共通点



  • 確かなスキルが求められる

  • とても競争率が高い

  • 自信が必要。

  • プランを立てましょう。

  • ストラテジーと計画を使いましょう。

  • 集中しましょう。

  • チームワークが大切です。


どの状況がスポーツやゲームに繋がっているか、私たちが使っている10個の熟語をみてみましょう。


スポーツに関連するビジネスで使える熟語


1. To keep your cards close to your chest – 計画をばらしてはいかない


例: I kept my cards close to my chest during the negotiation.(カードゲームから生まれた熟語)

(交渉の際には、手口はみせないようにした。)



2. Poker-faced – 表情がみえない。


ゲームのポーカーからきています。相手にカードがいいか悪いかを、顔から悟られないようにしなければなりません。

例: The clients sat poker-faced all through my sales pitch. It was so unnerving. (ポーカーから生まれた熟語)

(私のクライアントは私のセールストークに対しすべてポーカーフェイスだった。これはとても恐怖をあおった。)



3. Knocked me for six – 驚かせ、うろたえる。


例: Jenny has just announced that she’s leaving which has knocked me for six. I really enjoyed working with her. (ボールゲームから生まれた熟語)

(ジェニーが仕事を辞めると発表したことに、私はとても驚きうろたえた。私は彼女ととても楽しく働けていたのだ。)


4. Play the trump card/ace – 不意打ちで、有利になる技をつかう


例: The CEO played his trump card by promising a dividend payout at the shareholders’ meeting. (カードゲームから生まれた熟語)

(CEOは株主総会で配当の支払いを約束することにより、優位に立った。)


5. A whole new ball game – 完全に違う状況


例: This is a whole new ball game if we’re talking about expanding the business. (ボールゲームから生まれた熟語)

(もし私たちがビジネスの拡大について話していたら、これは全く違う状況だ。)


6. To play hard ball – 不公平な方法でもほしいものを手に入れると決意する。(攻撃的にふるまう)


例: The people here like to play hardball which can be very challenging. (ボールゲームから生まれた熟語)

(ここにいる人々はとてもチャレンジ的な、攻撃的な振る舞いがすきだ。)


7. Don’t pull any punches – 正直に、お世辞なしにダイレクトに話す。


例: The CEO didn’t pull any punches when he told the board that the company was in trouble. (ボクシングから生まれた熟語)

(CEOは会社で問題が起こったことを会議で話した時、正直に言わなかった。)



8. Below the belt – (許されていない)不公平な方法


例: There was no need to mention my personal problems to the press. That was below the belt. (ボクシングから生まれた熟語)

(新聞紙上には私の個人的な問題をいう必要はない。それは不公平な方法だった。)


9. Throw in the towel – 諦めて負けを認める


例: I think we need to accept things as they are and throw in the towel before we lose any more money. (ボクシングから生まれた熟語)

(さらに資金を失う前に、負けを認める必要があると考えた。)


10. Hold all the cards – 良いポジションにいる。


例: Management found that the trade union held all the cards during the pay talks. (カードゲームから生まれた熟語)

(給料を決めている時、労働組合は良いポジションにいることが経営者はわかった。)


 


スポーツと関連した熟語の例を探し、どうやってビジネスで使っているのか見てみてください。


あなたが気に入った熟語をみつけ、ネイティブの人に使ってみましょう。記事や広告をみてると、スポーツに関連した熟語がでてくるはずです。


(※この記事は、VOCABLAに掲載された「10 Games and Sports Idioms You Can Use in Business」を翻訳し一部加筆・修正した内容です。)


情報提供元: English Hacker
記事名:「 ビジネス英語に役立つ!スポーツとゲームから生まれた10の英熟語