日本と海外では、気温や温度の単位が違うこともよくあります。例えば、「真冬で20℃なんです」と聞いたら、「あれ?全然寒くないんじゃない?」と思ってしまいますよね。ところが、これはマイナス6℃のことなので超寒いんです!では英語でどう温度を表現すればいいのか、コツを見ていきましょう。


お湯を沸かすのに「20度にしてね」って、どういうこと…?


【ストーリー】



『℃』と『°F』の違いと使い分け方



℃の意味と使い方


日本でお馴染み「〜度」という温度の単位は「摂氏(せっし)」で表現され


℃:Celsius(セルシウス)


となります。℃は英語で「degree(ディグリー)」で表します。「程度・度合い」という意味です。例えば、25℃は


25℃:twenty five degrees


となります。


【例文】

Tomorrow’s high will be 25 degrees, and the low, 3 degrees.

「明日の最高気温は25度、最低気温は3度の見込みです。」


零下(氷点下)を表すのは、「below zero 」や 「below freezing 」。 また、日本語と同じく「マイナス」を使って 「minus ○○ degrees」や 「negative ○○ degrees」 なども使われます。零下25度なら「25℃ below zero」です。


°Fの意味と使い方


それに対してアメリカでは「華氏(かし)」となり、


°F:Fahrenheit(ファーレンハイト)


が使われています。


これは考案した学者の名前がそのまま付いているのです。華氏はドイツの物理学者Daniel Gabriel Fahrenheitが考案し、水の氷点を32度として沸点を212度とする温度の単位です。これはトリビアですが、知っていると覚えやすくなりますよ。


ちなみに、摂氏はスウェーデンの天文学者Anders Celsiusの名前から用いられていて、水の氷点を0度、沸点を100度とする単位のことを言います。先ほどの例で、華氏20度ということはマイナス6度ぐらい。摂氏0度は華氏32度になります。℃と°Fどっちで表現するかで、同じ数字でもかなり温度が違ってくるのでややこしいですね!


【例文】

I have a temperature of 100 degrees [Fahrenheit].

私は熱が100度あります。


体温の場合も同じくdegreeが使われます。しかし、アメリカだったら体温をはかって100度というと「微熱があるね」、という話になりますが、日本で100℃と聞いたら「何かの間違いだろう!?」と思うくらい、沸騰するほど熱そうと勘違いしてしまいますね!


一般的な適温がどう表現されるのか、見てみましょう。相場を知っておくと、おおよその気温がイメージできるようになります。


℃と°Fの換算表





















°F
 0  30
 36 96.8
 100 212

 


以上、いかがだったでしょうか?英語圏の文化として、なじみのある摂氏だけでなく華氏もぜひ知っておきましょう!


情報提供元: English Hacker