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海外ではいくら興味のある分野で仕事がしたいと思っても、永住ビザや長く働けるビザを持っていないと、雇用されるチャンスはかなり低くなってしまうのが現実です。
ITや自動車整備士など、特殊技能を必要とする専門分野に場合、会社側が雇用主となってビザをスポンサーしてくれることが稀にあります。しかし、世界的に不景気の今、わざわざ高いビザを出してまで外国人を雇いたいと考える企業は、年々少なくなっています。
また、現地の人と同棲・結婚することで発給される、いわゆるディファクトビザの場合、手軽に永住ビザを取得する方法として悪用する女性が年々増加してきているため、最近では審査基準も厳しくなってきているようです。そこで、一件遠回りに見えてもやはり確実なのが、自分で永住ビザを取得する方法です。
日本で特に職歴も資格もない……といった場合でも、約2年のコースを修了すれば、その後永住ビザ取得が可能になるコースが、今オーストラリアで注目を集めています。それがクッカリー(調理師)とチャイルドケア(保育士)です。特にチャイルドケアのコースは、クッカリーと違い、正規就職のチャンスがオーストラリア全土にゴロゴロ転がっているため、今最もホットなコースとして、海外留学生に一番人気のコースです。
チャイルドケアコース(Diploma of Early Childhood Education and Care)を無事終えると、学校がトレーニング&リサーチビザ(Training &Research Visa= TRV)をスポンサーしてくれます。このTRVの下、12~14か月間フルタイムで、現地のチャイルドケアセンターで働くことができます。
もちろんその間学校に通う必要はなく、給料も現地の法律に沿って支払われます。TRV期間中に現地のチャイルドケアセンターで経験を積み、ビザが終了する頃に、就職先のセンターに雇用主としてビジネスビアを申請してもらう、という流れになります。同じ雇用主の下で2年ビジネスビザで働けば、その後晴れて永住ビザの申請が可能となります。
チャイルドケアコースの費用は学校によって様々ですが、大体120~150万あたりが相場のようです。入学に当たって、英語力がUpper Intermediate(IELTS 5.5もしくは TOEIC600以上)が必要となってきます。学校によっては、入学テストを設けているところもあり、テストに合格すれば即入学OK、英語力が足りない場合は付属の英語コースからスタートする場合も。
以上、いかがだったでしょうか?とにかく海外で働きたい、永住したい、という熱い意志を持っている人は、是非チャイルドケアコースを考えてみてはいかがでしょう。女性のみならず男性も、要注目の永住ビザにつながるコースです。ぜひチェックしてみてください!