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日本の履歴書や職務経歴書とは全く違い、決まった形式がないので各自パソコンで作成するのをご存知でしょうか?今回は海外就職の際に必要なレジュメ&カバーレターの書き方、気をつけるべきポイントをご紹介します。
カバーレターはいわゆる自己紹介レターです。なぜ自分が今回のポジションに応募したのか、他の応募者と比べて自分はどこが秀でているのか、自分を大々的に売り込む熱い内容のレターをミスのない英語で書くことが必須です。文法や語彙に間違いが多いとそこであなたの印象は悪くなり、レジュメを見てもらうことさえ難しくなります。
実際のカバーレターはこんな感じです。
海外では人種、年齢、性別によって雇用を判断することが硬く禁じられているため、日本の履歴書これら3つを含めることはありません。(生年月日の記入もナシです。これには最初とまどいましたが。)応募者の外見によってアジア系、インド系、欧米系か判断することができるため、レジュメに写真を貼り付けることもありません。
逆に海外の求人でレジュメに上記の記入を義務付けられたり写真の送付を求められたりした場合(フライトアテンダントなどの容姿が重要になってくるポジションは例外)、「おかしい」と疑ってみたほうがいいでしょう。
日本では生年月日くらい普通でしょ!と思うかもしれませんが、海外だとその常識は通じないことも多いので気をつけましょう。
海外では学歴やスキルはもちろんですが、それ以上に今までの経験が重視されます。会社側はこのWork Experienceの欄を細かくチェックし、過去の職歴が募集しているポジション内容と近い応募者からピックアップしていきます。
逆に言えばこのWork Experienceが上手く記述されているか否かによって、面接に呼ばれる、呼ばれないが決まってしまいます。いくら豊富な職歴を持っていても上手くレジュメにまとめきれていなければ、書類の段階で振り落とされてしまうのです。
私もこのWork Experienceを上手く書き上げることに毎回時間と労力を費やしました。過去のそれぞれのポジションでの主な業務内容を中心に、「自分が提案したプロモーションの戦略によって売り上げを3ヶ月の間で前年度の2倍以上増やすことに成功した。」といった具体的な例を含めるのがポイントです。
会社によっては採用基準となるSelection Criteriaを出しているところも増えてきました。これは応募するにあたり必ず満たしていなければならない条件で、「マネージャー以上のポジションに2年以上就いたことがある」や「特定分野の学位を保持している」など様々です。
とにかく同じ様なポジションでの経歴があり、即戦力につながる人材を採用したがる傾向が強い海外の就職市場では、いかに自分が経験してきた仕事内容が募集されている求人内容にマッチするかが重要です。ここを上手くアピールすることで面接に呼ばれる確率はグッとアップしますよ。
実際にどんなことを書いたら良いのか分からないという時のために、これくらいは最低でも書いておきたい項目をまとめました。作る時の参考にしてください!
英語レジュメではまず最初にSummaryを書くと印象が良くなります。Summaryとはあなたがどんな人物で、これまでどんな仕事や学業経験をしてきたか、そしてあなたが仕事をすることで貢献できることを簡単にまとめる箇所です。あくまでまとめなので、目安としては全体で500文字以下におさえましょう。
応募する職種や今までの学歴、経験をいかせる職などを書きます。複数のjob opening(仕事募集)がある場合もあるのでどのポジションに応募するのか明記すると良いでしょう。
会社名または学校名、ポジション名、期間、職務内容を最近の職歴から古い職歴へと記入します。
特に外国人であれば英語系の試験でスコアがあるとベストです。
名前と住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先を書きましょう。特に最近はメールアドレスでやりとりする企業がほとんどなので、フリーメールで良いので記入しておきたいところ。
以上、いかがだったでしょうか?海外就職をするなら避けては通れないレジュメとカバーレターですが、書き方さえ分かってしまえば何てことはありません。ぜひ参考にしてください!