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しかし、これらを知っているだけでは、イギリスでは会話の相手の“have”の使い方に対して、「え?」となってしまうシーンが多いかもしれません。イギリス特有の”have”の使い方をご紹介します。
これは私の友人がイギリスに来たばかりの頃に、イギリス人に聞かれた実際の質問です。日本語に訳すと、「はさみを持っていますか?」になり、「持っていたら貸してほしい」と言われることが想定できますよね。
しかし、私の友人は、はさみを持っていなかったのに、“Yes.”と答えてしまいました。なぜなら、「はさみを持っていたことがありますか?」と、現在完了形に訳してしまったからです。イギリス英語では、getの過去分詞がgotになり、gottenを使いません。
後から思えば、そんな質問をするのおかしいと分かるのですが、“have”がこのように使われることを日本の大半の学校では、習わないので、混乱してしまうのも頷けます。
イギリス人でも、単純に”have”だけで「持っている」と使う場合もあり、もちろん間違いではありません。しかし、“have got”を使うことが多いので、この使い方を知らないと、私の友人のように混乱してしまうこともあるかもしれません。
“have got”の使い方は、あまり難しくありません。文法は、基本的に現在完了形と同じになるので、実際に使うと下記の例文のようになります。
このように覚えてしまえば、意外と簡単に使うことができそうですよね。
イギリス人がとてもよく使う動詞“have”。誰でも知っている簡単な単語ですが、たくさんの意味を持っています。
新しい単語を覚えるのは、もちろん大切ですが、既に知っている単語の意外な使い方を覚えておくと、会話の幅がぐんと広がり、英語がぐんと上達するのではないでしょうか。
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