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日本語ではオノマトペをとてもよく使います。読者のみなさまにとっても身近なものではないでしょうか?この記事では、日本語と英語のオノマトペの違いをご紹介します。
不思議なことに、動物の鳴き声など同じ音を書き表しているはずなのに、日本語と英語のオノマトペでは少しづつ異なります。これは、各言語に含まれる音節が異なるからなのですが、面白いですよね。
実は、他の言語に比べて、日本語のオノマトペの種類はとても多いそうで、なんと日本語オノマトペ辞典には4500語ものオノマトペが載っているそうです!
なので、必ずしも日本語のオノマトペを英語でうまく表現できるとは限りませんが、英語にも比較的少数ながらオノマトペがあります(英語では200語~300語と言われています)。以下では、そのような英語のオノマトペをご紹介します。
犬の「ワンワン」という鳴き声は、英語では「バウワウ」のように発音します。ちなみに、小型犬の「キャンキャン」という鳴き声は arf と言い、中型犬の「ワン」という鳴き声や「ウーッ」という唸り声 は、woof と言います。
猫の「ニャー」という鳴き声は、英語では「ミアウ」のように発音します。ゴロゴロと喉を鳴らすのは purr と書き、「パー」と発音します。
羊の「メー」という鳴き声は、英語では「バー」と言います。上の犬や猫では、英語と日本語とで多少なりとも似ていますが、こちらは全然異なりますね。bleat などとも言います。
ネズミの「チューチュー」という鳴き声は、英語では「スクウィーク」と言います。squeakには、「キーキーと音を立てる」という意味もあります。
豚の「ブーブー」という鳴き声は、英語では「オィンク」と言います。オィンクオィンク・・・と繰り返し声に出してみたところ、確かに豚の鳴き声のように聞こえました。ただ「深夜に一人部屋で豚の鳴きマネをするアラサー女子」という図がかなり痛々しいので、程々にしておこうと思いました。
猛獣が吠える「ガオーッ」という声は、英語では「ロア、ローア」と言います。アメリカの人気ポップシンガーであるケイティ・ペリーの曲にもroarというタイトルの曲があり、歌詞に
You’re gonna hear me roar.
私の吠える声が聞こえるでしょう。
という一節があります。
いわゆるブーイングとして、低い声でbooと言うことがネガティブな意味を持つことはご存知の方が多いかと思います。一方で、日本語で、「ワッ!」と言って人を驚かすときに、英語では「ブー!」と言います。ハロウィーンの飾りやカードに。BOO!という言葉が添えられているのを見かけたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
日本語の「ペラペラ」に対応する言葉としてblah blahがあります。例えば、実はこの単語、日常会話でとても便利なのです。”blah blah blah”と言うと、日本語の「あーだこーだ」というような感じで、不必要だったり冗長な部分を省略することができます(”blah”はたいてい3回繰り返しますが、何回繰り返しても構わないようです) 。
例えば、
My mom always says “Don’t play games too much, do your homework, blah blah blah”.
「ゲームしすぎるな、宿題しろ、あーだこーだ・・・」ってママはいつも言うの。
のように使います。
くしゃみをするときの音はahchoo 「アチュー」と言います。日本語の「ハクション、ハックション」に比べて随分かわいらしいですよね。なお、実際のくしゃみの音に関しては、日本人と欧米人で差はありません。
時計の「チクタク」という音を、英語ではtick-tock「ティックトック」と言います。こちらは日本語と英語とでよく似ていますね。
金属や小さなベルが「ジャラジャラ、チリンチリン」と鳴る音を jingle-jangle「ジングルジャングル」と言います。ちなみに、インターフォンや玄関のドアベルは、日本語では「ピンポーン」ですが、英語ではding-dong「ディンドン」と言います。
他にも、色々な音を表すオノマトペを以下にまとめました。
以上、いかがでしたか?日本語のオノマトペを全てうまく英語に言い換えるのは難しいですが、日本語と英語でのオノマトペの違いをこの記事を通して楽しんでいただけたなら幸いです。 もっと色々なオノマトペを知りたいという方は、ぜひ英語のコミックを読んでみてください!