WishとHopeの違いって何なの?使い方とニュアンスまとめ
英語の日常会話でよく使われるのが”I HOPE “と”I WISH “。どちらも「~だといいな」という意味ですが、実は使い方は違うのです。今回はその微妙な違いを解説していきたいと思います。
I HOPE~ 「〜だといいな」未来への希望を表現
”I HOPE “が使われるときは、何かが起きる可能性がある時です。決して不可能な事や仮定したことではありません。どんなに可能性が低くても起きる可能性がある時に使います。
また”I HOPE “の後に続く動詞は現在形か未来形というのも特徴です。
I hope you can come to have the dinner on Saturday.
土曜日に君がディナーを食べに来てくれるといいな。(未来の可能性を願っている)
I was hoping that you would come to have the dinner on Saturday.
土曜日に君がディナーに来れることを願っていたよ。(でも”君”は来れなかった)
I had hoped to have the dinner with you.
君とディナーを食べることを願っていたよ。(でもディナーをとることはできなかった)
I hope to get a good score on TOEIC.
TOEICでいい点数が取れたらいいな。(可能性←不可能ではない)
I WISH~「〜だったらいいな」現実に叶うことがない希望を表現
”I WISH “は想像や現実では起きていないこと、もしくは不可能なことを「~だったらいいのにな」と願う時に使用します。
そしてWISHと共に使われる動詞は過去形になります。しかし過去形の動詞だからと言って、過去の話をしていると思ってはいけません。現在の話をしている時に動詞は過去形になるのです。
I wish I had a car.
車を持っていたらいいのにな。(→実際には車を持っていない。でも車が欲しい)
I wish I didn’t have to go to school tomorrow.
明日学校に行かなくてもいいならいいのに。(→明日学校に行かなくてはいけない。でも行きたくない)
I wish I were tall.
背が高ければよかったのに。(→背が高くなりたい。でも現実は背が高くはない)
WISH+HAVE+過去分詞「〜だったらよかったのに」過去に行ったことの後悔の表現
I wish I had studied harder in school.
もっと学校で一生懸命勉強しておけばよかった。(→実際には学校でそれほど一生懸命勉強していない。今そのことを後悔している)
I wish I had made better choices.
もっと良い選択をすればよかった。(→実際に選んだ選択を後悔している。)
WISH+WOULD+動詞の原型「〜だったらいいのに」現在の状況が好ましくないという表現
I wish my kid would help me clean the house.
子供が家の掃除するのを手伝ってくれたらいいのに(→実際には子供は絶対に掃除の手伝いをしない、そして”私”はそれがあまり好きじゃない)
WISH+名詞「頑張ってね」のような他の人々のために何かを願う表現
Wish me luck on my exam.
テストが上手くいくように祈っててくれ。
Wish you do well.
うまく行くことを祈ってるよ。
WISH+動詞の原型 「〜したい」want toよりフォーマルな表現
「~したい」(=want)という意味になります。これはwant toというよりもずっとフォーマルです。
I wish to see your boss.
君の上司に会いたいです。
Do you wish to know more information?
もっと情報が知りたいですか?
いかがですか?一度覚えてしまえばそれほど使い分けは難しくないですよね。シンプルに言うと”HOPE “は可能性があることを願う時に、一方”WISH “は絶対に起らないことを願う時に使われます。
どちらも日常会話で頻出なのでぜひマスターしてくださいね。