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体にはほとんど毛が生えていない
ハダカデバネズミは地中にほったあなの中で、100匹ほどのむれでくらしています。そのなかで、いちばん大きいのが女王。女王以外のメスは子どもをうみませんが、これは女王の「呪い」のせいです。
女王は巣の中をパトロールして、メスたちにたびたびおしっこをかけます。するとメスたちは、子どもを作る気をなくしてしまうようなのです。
女王が死ぬと、メスたちは再び子どもを作れるようになります。しかし、そのなかから新女王が誕生すると、ほかのメスはやはりおしっこの呪いをかけられ、子どもを作れなくなってしまうのです。
「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典/定価 本体900円(税別)/高橋書店」