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仕事や人間関係など、さまざまな要因でついネガティブになってしまうことがありますよね。
運動やお買い物をしてリフレッシュもいいですが、それすらなんだか腰が重くてやる気が起きないことがあります。
そんなあなたの憂鬱な気分には、ある物質が関係していることをご存知でしょうか?
それは、セロトニンと呼ばれる脳内神経伝達物質です。
うつ病などの心の病には、このセロトニンの不足が原因だといわれています。
治療に用いられる抗うつ剤の多くにはこのセロトニンを増やす働きがあり、セロトニンを増やすことで心のバランスを整えることが出来るのです。
セロトニンが不足するのには遺伝が関係するということは研究でも明らかになっていますが、運動や生活習慣、そして食事でも補うことができます。
食事は身体の健康を作るといわれていますが、心まで健康にしてくれるのならぜひ食べたいですよね。
セロトニンはトリプトファンやビタミンB6が材料となって作り出されます。
つまり、この二つが含まれる食材を食べればあなたのセロトニンが補われるというわけです!
1、バナナ
そのまま手軽に食べれるバナナでセロトニンが補えるのはうれしいです。
見た目も黄色のビタミンカラーでネガティブも吹っ飛んじゃいそうですね。
バナナにはビタミンやミネラル、特にカリウムとマグネシウムが豊富に含まれています。
カリウムはりんごの約3.3個分、マグネシウムはキウイの約3個分も!
美肌、むくみ防止、便秘解消に効果があり、心まで健康にしてくれるというのですから食べない手はありません。
スーパーで一房2〜300円で買えるのでお財布にも優しいです。
2、チーズ
牛乳などのミルクから作られるチーズには、たんぱく質、脂質、カルシウム、ビタミンが含まれています。
骨を丈夫にし、骨粗しょう症の予防もしてくれるカルシウムに関しては、チーズは他の食品に比べても吸収率が優れています。
さらにカルシウムが歯の健康にも効果的で、チーズの虫歯予防効果はノンシュガーガムに匹敵するとまで言われています!
発酵して作られるため、腸内環境を整えるビフィズス菌の増殖も促してくれるのでいいことづくめ。
そのまま食べてもよし、料理やデザートにも使え、種類も豊富なので飽きずに食べることができます。
3、大豆食品
日本が世界の最長長寿国になったのはこの大豆食品が大きく関係しているというほどのスーパープレイヤー。
様々な食材に含まれているたんぱく質ですが、とくにこの大豆に含まれるたんぱく質は必須アミノ酸がバランスよく含まれている良質なもの。
総コレステロールを低下させ、若返り作用やガン予防まで期待できるので積極的に摂りたい食材です。
豆腐や納豆、醤油や味噌、きな粉など毎日色んな形で食事に取り入れられるのも魅力。
大豆にもトリプトファンとビタミンB6が豊富に入っています。
疲れたときにみそ汁をゆっくり飲むとなぜかホッとするのには理由があったんですね。
その他にも、トリプトファンのみ豊富に含む卵、ナッツ、アボカド、ビタミンB6を含む青魚、にんにく、しょうがなどを組み合わせて食事に取り入れるのも効果的です。
その場合は動物性たんぱく質がトリプトファンの働きを阻害するので、肉類を同時に摂取するのは避けましょう。
また、食べるときはセロトニンが増えることを意識しながら、元気がでることをイメージして食べるとより効果があります。
プラシーボ効果といって、イメージも身体へ作用するという面白い結果が研究でも明かになっています。
上のリストを見ると、どれもそんなに珍しい食材ではありません。
なんだか憂鬱な気分になっている方、何をしてもネガティブ気分から抜け出せない方、ぜひとも今日から食事に取り入れてはいかがでしょうか。
しっかりと食べ、しっかりと睡眠をとることはなによりも心の健康に大切なことです。
きっとあなたはまたポジティブになれます!
たくさん食べてネガティブな気持ちを吹き飛ばしましょう。