世界最高峰のアメリカの音楽祭「グラミー賞」で16日、小澤征爾さんが指揮をした作品「ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》」が、最優秀オペラ・レコーディング賞を受賞しました。小澤さんがグラミー賞を受賞したのは今回が初めてです。




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今回受賞したアルバムは、2013年に長野県松本市で開かれた音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ 松本フェスティバル)」での公演を収録した作品。小澤さんは病気療養のため、2012年3月から公演活動を休止していましたが、この音楽祭で1年半振りの本格的案活動再開を果たし、約50分のオペラを指揮しました。

その時の様子がこちらです!





https://www.youtube.com/watch?v=RO-XE0gGQdk


小澤さんは、ボストン交響楽団で30年近くにわたって常任指揮者と音楽監督を務めるなど、指揮者として世界的に活躍してきました。これまで8度のグラミー賞ノミネートを重ねてきた小澤さん。80歳にして、ついにグラミー賞受賞を果たしました。





8月23日小澤征爾総監督松本2年!On August 23rd, Seiji Ozawa conducted his first opera in 2...


Posted by Seiji Ozawa Matsumoto Festival on 2013年10月7日




小澤さんは今回の受賞を受けてこのようにコメントしています。


この「子どもと魔法」は僕の大事な仲間であるサイトウ・キネン・オーケストラとすばらしい歌い手たちと創った作品で彼らのお陰で、充実した練習と公演ができてとても楽しかった。それが松本のフェスティバルの力なのだと思う。たいへんうれしく、みんなとこの作品を創れたことを誇りに思います。仲間たちとこの喜びを分かち合いたいです。

小澤さん、おめでとうございます。日本の誇りです!


情報提供元: CuRAZY