脂肪はエネルギーにはならない!意外と知らない脂肪の行方とは





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Where does the fat go? - YouTube

突然ですが、ダイエットをしたときに落ちた脂肪はどこに行くか知っていますか。


「エネルギーに変わるのだろう」

「もちろん、筋肉に変わっているんだ」

「いや、熱に変換されている」


上記の答え、実は全て間違いなのです

しかし、恥じることはありません。医師や栄養士、パーソナルトレーナーでさえ、この質問に正確に答えられた人はほとんどいなかったのですから。


脂肪は燃焼しない。ほとんどが二酸化炭素として排出されている


「脂肪が落ちたらどこに行くのだろう」。

この素朴な疑問を持ち続けたいたのがABCサイエンス内で『サーフィン・サイエンティスト』として人気のルーベン・ミーアマン氏。




rubenmeerman.com


彼はこの疑問に答えられる医者がいなかったことから、自ら調べることを決意。

アンドリュー・ブラウン教授とともにオーストラリアのニューサウスウェールズ大学で研究を始めました。


そして分かったのが、脂肪は「二酸化炭素」と「体液」となって排出されているという事実でした。


中性脂肪は84%が呼吸、16%が水分として排出される


このThe British medical journalに掲載された研究結果によると、中性脂肪は84%が呼吸、16%が水分として排出されるのだそうです。

つまり、脂肪10kg当たり8.4kgの二酸化炭素と1.6kgの水分となるという計算になります。

そして二酸化炭素は呼吸から、水分は汗、尿、涙などになって体から排出されます。




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ちなみに、これだけの体重を減らすには26kgの酸素を吸って94000カロリーを消費する必要があるそうです。

「それじゃあ、呼吸を多くすればいいのか」というと決してそういうわけではなく(過呼吸を引き起こす恐れがあるため)、やはり適度な運動が大切なのだといいます。




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研究を行ったルーベン・ミーアマン氏は次のように話しています。

「一日にできる呼吸の回数は限られています。お休みの日は1分間に12回、つまり1日17280回です。1回の呼吸につきおよそ10ミリグラムの二酸化炭素を必要とします。これが特に運動をしない場合、1日の限界です。」

「つまり、呼吸数を増やすためには適度な運動を行うことが一番重要になってくるということです。運動をすれば、自然と呼吸が早くなり二酸化炭素を多く排出することが出来るのです。」


ダイエットをしているみなさんは、呼吸と代謝に気を意識するようにするといいかもしれませんね。


出典:bmj.com


情報提供元: CuRAZY