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シン・エヴァンゲリオンが劇場公開され話題になっておりますが、なんと最初にテレビアニメで公開されていたのは26年も前。発表当時14歳のエヴァンゲリオン世代であった筆者も、今年で40歳となるほど時間が流れております。そんな名作アニメエヴァンゲリオンで有名になった心理学用語があるのをご存じでしょうか。

エヴァの4話目で出てきた「ヤマアラシのジレンマ」とは

リツコさんがシンジ君が渡した携帯を全然使用していないという「シンジ君友達いなさすぎ問題」について、同居人のミサトさんに電話で尋ねたときに出てきたことで有名になった言葉。

リツコさんの言葉を借りれば

「ヤマアラシの場合、相手に自分のぬくもりを伝えたいと思っても、身を寄せれば寄せるほど体中のトゲでお互いを傷つけてしまう」

つまり、シンジ君は心の痛みに怯えて臆病になっている、と。なるほど、ヤマアラシかわいそうとか、ソーシャルディスタンス的な単純な意味ではないんですね。

元は哲学者の寓話

元はドイツの哲学者であるアルトゥール・ショーペンハウアー氏の寓話が元で、人間の心理に例えられるようになったのだそうです。

ヤマアラシのジレンマは、人間同士も精神的に近づきすぎると同じ事が起こりますので、お互いに適切な距離があるというような意味合いで使うようです。

source:ヤマアラシのジレンマ

ヤマアラシはめっちゃくっついて寝る

ここで実際のヤマアラシを見てみましょう。あれ?メッチャくっついてる!「ジレンマ?そんなん感じてないけど。それ、人間の心だけの問題じゃないですか?」とでも言わんばかりの仲良しっぷり。仲良さそう&暖かそうで何よりです。

人間は現在、精神的どころか身体的距離も離れなければならないコロナのジレンマに陥っており、あの島耕作でさえもかかってしまったようですが、今はこの仲良しヤマアラシで癒されましょう。

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情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 エヴァで有名になった心理学用語、ヤマアラシのジレンマが理論ごと崩される衝撃画像が話題に