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壊れたトロッコが進む線路の先が左右に分岐されており、左側には5人の作業員が、右側には1人の作業員がいます。レバーをそのままにしておけばトロッコは左へ進み5人が命を落とし、レバーを引けばトロッコは右へ進み一人の命が犠牲になります。あなたはどのような選択をしますか?というトロッコ問題。この問題を小学校の授業で取り上げたところ問題となり、校長が謝罪する事態となりました。
#トロッコ問題 でいつも疑問なんだけど、なんで5人も1人も突っ立ってんの? pic.twitter.com/Nctfzqm0qn
— テンシン・ハン (@MomoKiroku) September 29, 2019
大勢の命を助けるために一人の命を犠牲にすることは許される行為なのか?
大きな善が得られるほう(一人の命を犠牲にする)を正しいと判断する功利主義を選択するのか、それともどんな理由があったとしても手段として人を殺すのは正しくない(五人の命を犠牲にする)義務論を選択するのかどちらが正義かを判断する内容となっています。
この問題を山口県岩国市立東小と東中の授業で取り上げたところ「子供が授業に不安を感じている」として保護者から連絡があり校長が謝罪する事態となりました。
「多数の犠牲を防ぐためには1人が死んでもいいのか」を問う思考実験「トロッコ問題」を資料にした授業があり、児童の保護者から「授業に不安を感じている」との指摘を受けて、両校の校長が授業内容を確認していなかったとして、児童・生徒の保護者に文書で謝罪した。
引用 https://mainichi.jp/articles/20190929/k00/00m/040/044000c
トロッコ問題を取り上げたこと、この授業内容に対して校長が謝罪を行ったことに対して賛否両論入り乱れる事態となりました。
有名なトロッコ問題、少々アレンジされているようだが、これの一体何が問題?倫理的な葛藤は不安を呼ぶことがある。
それこそが学び死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」 岩国の小中学校が保護者に謝罪 https://t.co/FZ4b9teX1y #スマートニュース
— 色は匂えど 酔いもせず (@New_oder_2018) September 29, 2019
この問題で困った時や不安を感じた時に人に助けを求める重要性なんて伝えられるか?
しかも人が縛られてるとかちょっと本来のやつより過激さ入ってるし
死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」 岩国の小中学校が保護者に謝罪 - 毎日新聞 https://t.co/LvQUNgNpjr
— オーイ (@ooiyafx) September 29, 2019
義務教育でトロッコ問題を取り扱う事の何が問題だろう??と考えたんだけど…
「命を人数で測る」とかそういう事より、「この条件を忠実に守って答えを出しなさい」っていう教育機関の中で出す問題としては難易度高いかなぁ。
出された問題に対してある程度捻くれないと悲惨な結末からは逃れられない
— 零 (@rozeooooolll) September 29, 2019
学校側はトロッコ問題で回答は求めなかったとしていることから、ネット上でもコメントされているように「葛藤や不安は人生において必ずあるから悩む事が大事」「自分だけで考えず不安を感じた時に人に助けを求めることを知れる問題」「2択の思考実験」について考える力を学ばせたかったのかと思われます。
ちなみに、次のような方法を取れば誰も死にません。
今話題のトロッコ問題ですが、ポイントを“中立”の状態にすればトロッコはすぐ脱線して止まり、全ての作業員を助ける事が出来ます!#トロッコ問題 pic.twitter.com/QcVv05JK2v
— ナローの泉(鉄道) (@hornby32mm) April 14, 2019
学級崩壊が起きていても問題視しない学校もあれば、トロッコ問題で謝罪する学校もあるということで、これからもトロッコ問題の正解について議論が広がりそうです。
画像掲載元 いらすとや