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長針と短針を取ってしまった時計です。この時計の文字盤に線を引いて文字盤を6個の区画に分けてください。ただし、6個の区画ができればいいだけではありません。それぞれの区画の中にある数字の和がすべて等しくなるように分けてください。6個の区画は簡単に作ることができますが、区画の中の数字の和はなかなか等しくなりません。
先ずは文字盤をよく見てみましょう。そして、どのようにして6個の区画を作ると良いのかを考えて見て下さい。
3本の直線を引くと、文字盤を6個の区画に分けることができました。しかし、それぞれの区画の中の数字の和は、26、9、21、13、2、7となっています。和が等しくなっている区画は1つもありません。これは答えとはいえないようです。
そもそも、それぞれの区画の中の数字の和はいくつになるのでしょうか。そのことがわからないと、線を引くことはできないですね。
文字盤に使われている数字は、1から12までの12個です。この12個の数字の和は78です。区画は6個あるので、ひとつの区画にある数字の和は13ということがわかります。
これで線を引きやすくなりました。
1番目と4番目の区画の中に入っている数字の和は13になっていますが、他の区画はなっていません。
どのような数字が区画の中に入ると、和が13になるのでしょう。
和が13にな数字の組み合わせ方はいくつかありますが、数字は文字盤にくっついているので、組み合わせ方は制限されてしまいます。
1と12、2と11、3と10、4と9、5と8、6と7を組み合わせると、すべての組み合わせの数字の和が13になります。
6個の区画の中に、上のような数字が入るように線を引くことなんてできるでしょうか。
線の引き方に気付いたあなた、あなたは柔軟な考え方ができる人です。
線の引き方に悩んでいるあなた、きっとあなたの固定観念が邪魔をしています。
線を引いて文字盤を6個の区画に分けました。そして、6個の区画の中に入ってい数字の和はすべて13になっています。
線といわれて、直線を考えていませんでしたか。曲線も線なのですが、どうしても、「線といわれると直線だろう」とい固定観念が邪魔をしてしまいます。答えの曲線はなめらかな曲線ですが、なめらかでなくても良いです。また、直線が含まれていても構いません。要するに、6個の区画が線を引いて作られていればOKです。
固定観念というのは、時には解決への道を阻んでしまうことがあります。5個のパーツを組み合わせて英文字「T」をつくれ! という問題もそんな問題でした。