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以前からとんでもないスケール感の施設ということで「地下神殿」などと呼ばれてきた「首都圏外郭放水路」ですが、現在はその人気にあやかり見学コースなるものが設けられており、誰でもその壮大なスケールの地下神殿を見学することができます。そして今回はあまり知られていない「巨大竪穴」なるものを見てきた。
今回行ってきたのは埼玉県春日部市にある「庄和排水機場」。埼玉県東部の中川、倉松川、大落古利根川等と、江戸川を結ぶ首都圏外郭放水路の江戸川側に位置し、中川流域の浸水被害軽減を目的に建設されたということです。
ここの施設でネットでも有名な「地下神殿」が存在しているということで、俄に信じがたいわけですが、実際に見学できるということです。
施設には地下神殿だけでなく資料館や事務所などがあるようで、水の処理施設という至って業務的な施設にもかかわらず、完全に観光地化しております。
こちらが神殿の入り口です。完全にダンジョンの入り口的なシンプルで謎めいた佇まいをしております。
勝手に自分で歯行っていくのではなく、案内人が詳しく説明してくれるというサービスは素晴らしい。
ちなみに参加証が無いと入れません。
ということで階段を降りるといよいよ地下神殿(首都圏外郭放水路)が登場します。
これがいわゆる「地下神殿」です。
写真では決して伝わらない圧倒的なスケール感。このような広大な施設を地下に作るという人間の技術力の高さに、感動というよりも「脅威」すら感じます。
柱一本の重さはおよそ500トンもあるということです。
ちなみにこの施設は、あふれそうになった中小河川の水を地下に取り込み、地下50メートルを貫く総延長6.3キロメートルのトンネルを通して江戸川に流す、世界最大級の地下放水路ということです。つまりこの奥にはトンネルや立坑などがあり、そして江戸川に水が流れることで、洪水を防ぐわけです。
こちらが立坑です。溢れた川の水が降ってくる入り口です。
直径30メートル、深さ70メートルという驚異的なスケールにただただ、恐れをなし、玉ヒュンせざるをえないのです。
ということで、ただ壮大なスケール感のある施設としか知られていない「地下神殿」ですが、実はちゃんとした目的があります。
中には切ない彼のような目的もありますが
そんな目的を知るとよりこの施設の「重み」を感じることが出来るのかもしれません。
首都圏外郭放水路
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/index.html