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筆者は写真がとっても下手だ。何枚とっても、何故だかへぼい写真にしかならない。そんな悩みを持っている同士は案外多いのではないだろうか。どうにかして、楽に良い写真が撮れないものだろうか。インスタに上げたくなるようなシャレオツな写真を。というわけで、プロの写真家に初心者のためのコツを聞いてみた。
写真を撮る時にまず気を付けるべきは光がどこから当たっているか。「逆光」という言葉を聞いた事はありませんか?被写体の後ろに光源がある状態で、結構この逆光をダメだと思っている人も多いでしょう。たしかに被写体が人間の場合など、写真が下手な人が撮ると顔がまっくらという事もある逆光ですが、初心者っぽくない写真というテーマにしぼればむしろ「順光」で撮る写真の方がつまらないイメージの写真が出来上がることが多いようです。
逆光の写真例
初心者っぽくない写真を撮るのならば、逆光ほど撮るのが難しくなく、ドラマチックな雰囲気で撮れる「半逆光」もオススメだそうです。色んな角度から光を取り入れてみましょう。
今回の被写体は猫と人。初心者にありがちなのは「撮る角度が、自分の目線」だという事。例を挙げたので見てもらえばわかると思いますが、たしかにスマホとかで写真撮る時、そのまま首とカメラだけ傾けて撮ってしまってたかも...
良い例
同じ目線に立って猫をとった好例。猫を撮る時にありがちなのは自分目線で撮ってしまい、猫の頭ばかりうつってしまっている写真などでは、あまり猫のかわいさは伝わりにくいですね。
人物を撮りながら、風景も含め全てが主役になっています。こちらは逆に普段の目線とは違う、低い位置からの写真ですが、普通に真ん中に人物を写すよりも物語が切り取られている感じがあります。
例えば、人物を撮る時に目線の先の方に余白があると、それだけで写真に物語が生まれます。このコツだけは聞いた時にピンときました。ライブ写真とかで、素人の人が撮った写真は被写体が真ん中にいる普通の写真ですが、プロが撮る写真は「右端にシャウトするボーカル、左側に盛り上がる観客」のように雰囲気やストーリーが伝わるものが多いような気がします。こちらも猫で解説!
例
この例だと、猫の目線の先に余白を持ってきているのがおわかりいただけるでしょうか。このように上手く空間をつかってあげることが大事なのです。猫の目線と合わせて撮っているのもさりげないポイントです。
ここまでわかっていれば、撮れる写真は劇的に変わるはず。世の中には様々な被写体が転がっているモノです。どんどん良い写真を撮りましょう。上達したからと言ってくれぐれもインスタでのドヤりすぎには注意です。
画像掲載元:写真家Iさん