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今回の数式問題は、分数と小数にこだわってみました。「分数同士の足し算・引き算、分数と小数の割り算、分数同士の割り算を含む数式」というあっさりと敬遠されてしまいそうな問題です。でも、「こんな計算なんて簡単さ。やって見よう。」という方も大勢いるような気がします。そこで、今回は一見複雑そうに見える数式を出題してみました。あなたはこの数式の答えを何秒くらいで出すことができますか。
「(1/2÷0.25-16/9)÷2/3=」という数式を見て、どこから計算しようと考えるでしょうか。
「1/2」「16/9」「2/3」という分数の中に「0.25」という小数が混じっています。先ずこの小数を分数になおしてしまいましょう。小数「0.25」は「25/100」という分数になおすことができます。更にその分数を約分すると「1/4」という分数になります。
「0.25」という小数は、「1/4」という分数になるので「1/2÷0.25」は「1/2÷1/4」という式になります。更に「÷1/4」の部分は「×4」になおすことができます。
このことから、「1/2÷0.25」を計算した結果は「2」となることがわかります。
数式「(1/2÷0.25-16/9)÷2/3=」は、「1/2÷0.25」の部分が「2」となることから、「(2-16/9)÷2/3」となることがわかります。
次に計算するのはかっこの中の「2-16/9」の部分です。「2」と「16/9」はこのままでは計算できません。どのようにするのだったでしょうか。
「2」を「16/9」と分母が等しい分数「18/9」にします。このことを通分するというのでしたね。通分をして計算すると、「2-16/9=2/9」となります。
下の式で、「2/9÷2/3」で少し考えてしまう人がいるかもしれません。分数同士の割り算ですから、「÷2/3」の部分を「×3/2」とします。これでもう答えを出すことができますね。
答えは「1/3」です。最後に「3/9」となったところで約分することをお忘れなく。
今回は分数と小数だけで出来ている数式の計算問題を出題してみました。数式の中に分数や小数が出てくると難しく感じてしまう人がいますが、分数計算や小数計算の方法が分かれば決して難しくはありません。忘れてしまった場合は、少しだけ昔にかえって思い出してみませんか。
数式の問題を見ると、つい興味を持ってしまいませんか。「パズルの記事」一覧 の中にはたくさんの数式の問題があります。