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誰もが知る超が付く人気番組、水曜日のダウンタウン。松本人志さんが活動を休止してからもイラストに「エル・チキンライス」を導入するなど、松本さんへの愛が強い番組としても知られています。筆者も大好きな番組で、個人的には探偵ナイトスクープと並んで絶対になくなって欲しくない番組なのですが……最近は説に「賛否」が出ることが多くなってきているのが気になります。
水曜日のお楽しみ、水曜日のダウンタウン。先週の「最終回ドッキリ」までの流れは、本当に最終回だけは勘弁してくれ!と願った人も多いでしょう。つまらなくなったといわれるテレビ、最後の砦として見ている方もたくさんいらっしゃいますし。
そんな水ダウですが、今回は「コロナ対策がいまだに現役バリバリの現場があったら」と題して、コロナ対策やり過ぎドッキリを放送。5類感染症に移行したとはいえ、大勢の人の命を奪い未だ収束していないコロナで笑いを取るというのは……と炎上中です。
今日の「水曜日のダウンタウン」の放送は・・・▼アクリル板にフェイスシールドなど…コロナ対策がいまだに現役バリバリの現場があったら?そして、やりすぎコロナ対策ドッキリも▼現在進行形でド派手なウソついてる人探し#水曜日のダウンタウン #tbs pic.twitter.com/mc5o7N6zxe
— 水曜日のダウンタウン (@wed_downtown) August 28, 2024
スピードワゴン井戸田さんやチャンス大城さん、渋谷凪咲さんなどドッキリにかけられた方や仕掛け人に罪はありませんが……番組サイドとしても、もう少し慎重になってよかったのではないかと。
今こうしている間にも後遺症に苦しんでいる方、少しでも感染症を減らそうと対策されている医療従事者の方も大勢いらっしゃいます。そんな方たちが笑いを求めて水曜日のダウンタウンを見ているとしたら、この説を見て笑うことが出来るでしょうか……。
・コロナ病棟で働いてた頃、まじでこういう世間の無理解の積み重ねで私の心が死んでいった。今も病院でコロナと戦う人にも、コロナで亡くなった人にも失礼だし有り得ない。
・去痰剤や鎮咳剤すら供給が不安定な中、病棟に感染症をもちこまないようにしている私たち医療従事者の努力を笑われるのは不快です。
・コロナで亡くなった人や後遺症を患った人、苦しんだ人が山ほどいるんですよ…。
・行き過ぎたコロナ対策で笑いをとるのは千歩譲ったたとして、「現在も新型コロナ感染は続いているので十分気をつけましょう」くらいのテロップは入れてほしいところです。
・医師として断固抗議をします。 笑いにして良いものと悪いものの区別もつかないのですか? コンプライアンス以前の問題です。
一部「クレーマーの声に負けるな」という暴言も見受けられますが、医療従事者の声はクレーマーなのでしょうか。筆者にはそういった罵詈雑言が全く理解できませんし、「コロナ脳」といわれてもこの手のお笑いにはうんざりです。
怒りの声を「クレーマー」と揶揄して嘲笑うような反ワクチン、反マスクの方の考え方も自由といえば自由です。しかしそれでも、コロナ対策を笑いの対象にすべきではないと強く思っています。最近テレビがつまらなくなった理由に過度のコンプラを挙げる方が多くいらっしゃいますが、今回の騒動を見ているとそれだけではないような気もしてきました。
本当に大好きな企画が目白押しの水ダウだからこそ、今回の件を有耶無耶にしたり茶化したりしないようにお願いしたいものです。
source:水曜日のダウンタウン