令和の今、世の中は昭和レトロブーム。1960年代~90年代に使用されていたものや場所が、実際に昭和を生きた人は「懐かしい!」若い人には「エモい」と話題だったりしています。その中でも長い間ブームとなっているのが、ハンバーガーやうどんそば、ホットサンドなどのレトロ自販機。古い機械を修理して、新店を出すような業者さんも増えてきています。その中で、本の自販機とは……?

本の自販機、それは昭和の大人の嗜み……

時は昭和時代、田舎だと旧道の路地や田んぼの隅の方、都会であれば繁華街から1本入った裏道……そこに鎮座していたのは本の自動販売機。その多くはマジックミラーになっていて、昼間は何も見えないのですが夜になると中が見えるという淫靡さ。特に北関東に多く配備されており、ブリキの小屋の中に自販機が置いてあるところもたくさんありました。

覚えている人がいるかどうかわかりませんが、新宿から東中野へ向かう小滝橋通りから1本入った路地に1995年前後にこのタイプの自販機が置いてありました。なぜそんなことを覚えているかというと、その当時人気絶頂だった「週刊少年ジャンプ」の早売りがあったんです。右下に1箇所だけこっそりと……なんと金曜の夕方には翌週のジャンプが手に入るということで、筆者界隈では話題になっていました。

2年ほどでその早売りは終了し自販機も撤去されたのですが、今でもいい思い出として残っています。ドラゴンボール、ジョジョ、ろくでなしBLUES、マキバオー、ぬ~べ~……そしてマサルさんが始まったのもその頃だったような……。そんなわけで、正直「エロ本」の自販機としては記憶に浅い筆者ですが、印象深い自販機がプラモで買えるのはありがたいことです。

話をちょっと戻しますが、上記のポストは3年ほど前のもの。Xというか3年前のTwitterでも、ジャンプ売っている自販機があることに驚きましたよ……久しぶりに自販機でジャンプ買いたくなってしまいました……。

本題!レトロ自販機ブックベンダー(通称:エロ本自販機)がすげえ!

さて、ブックベンダーだけにそろそろ本題に入りますか……なんて。フィギュアなどでおなじみ1/12サイズのレトロ自販機を展開している、模型メーカーのハセガワさん。ハンバーガーにうどんそばなどがラインナップされていますが、筆者のオススメはこれ!

レトロ自販機(ブックベンダー)

超簡単!接着剤いらずで5分で模型が、ヨドバシカメラの通販なら送料込みで1000円ほどで手に入っちゃう!

しかも白ポストのペーパークラフト付き!

パーツは細かいものを入れても20個ほど、作るよりもシールを貼るほうが時間かかりそう……。

大人の雑誌部分は、箱のベロに付いていました。通常はこれを切り取って使うのですが……

今回は縮小印刷した写真集などを使って作っていきましょう!

ほぼ箱を組み立てる程度のものなので、組み上げだけなら3分くらいで出来ちゃいますね……

ミニ雑誌の切り取りとシール貼りに少し時間がかかりそうですが、ピンセットがあれば余裕の作業。水に浮かしてスライドさせてた昭和を思えば、シール貼りなんて楽勝。ただしシルバーのフレームは切り込みが入っておらず、カッターやハサミで切り取る必要があります。もし手持ちに「シルバーの塗装ペン」などがあれば、それで塗ってもいいかもしれませんね。

雑誌を切り取る前に裏を両面テープで貼ってから切り取れば、あっと言う間に「本」や「DVD」の設置が完了。ちなみに、棚にアルミホイルを巻いておくと、一気に本物感が出るのでオススメ!

完成した「ブックベンダー」はご覧のとおり!めちゃくちゃリアルですが、鍵穴やコイン返却口周りをシルバーで塗ると更に本物っぽくなりますよ。ボタンが透明で棚に隙間があるので、中に小さなLED電球を入れる改造をして遊ぶのもアリ!

 

ペットボトル(500ml)のお茶と比較するとご覧の通り!この小ささでこのリアルさですよ!

ちょっとしたブームとなっているレトロ自販機、その中でもニッチな印象のある「本の自販機」ですが大人の男性からすると逆にこれがいちばんたまらん!となったりするわけです。

もう少し「うどん・そば」や「トーストサンド」などと一緒に置いても……と思ったのですが、さすがに小さな子どもも来るような「レトロ自販機」のお店には少し厳しいかもしれません。そんな時はこのミニチュアプラモで遊んじゃいましょう!本当によく出来ていますよ、これ。

source:株式会社ハセガワ

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 世の中はレトロ自販機ブーム、たった5分でできちゃう「本の自販機」の満足度がハンパない