もはやこれは世界中の問題であり、人間の歴史が始まってから今に至るまで消えることのない永遠のテーマでもあるかと思いますが、最近大坂なおみ選手をアニメーション化させ取り扱ったCMで、彼女の肌の色があまりにも白すぎるという指摘を受け問題となっておりました。これをうけ、とある漫画家が「一体どのように描けばいいのか」と悩んでいるようです。


日本における差別問題




日本において黒人の差別問題は、2017年の日本テレビ、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!の「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」において浜田雅功が「エディー・マーフィー」主演のビバリーヒルズ・コップ風のコスプレをしたことで、大炎上してしまったことは記憶に新しい。


つまり意図的に黒人をイメージして黒い色で顔を塗りつぶしてしまうのは、差別に当たるという意見であります。もちろんこれには、賛否両論があるわけですが逆に白すぎてもNGです。


白すぎてもNG




対して、日清食品がアニメで、大坂選手の肌の色を実際よりもかなり白く描いたことで「白人化」したと批判されてしまっているのです。視聴者が多いテレビと言う媒体を通すことで批判がつきまとうのは宿命なのかもしれません。


ただ、この問題に対し非常にナーバスにならざるをえないのは、テレビ業界だけでなく「アニメーター」や「漫画家」など他の人種を自らの手で描かなければならない業種の方々です。




ではこのようなテーマを扱わなければならない場合どうすれば批判を浴びないのか。そして完全にセーフと言えるのか。その問題の答えは恐らく無いのかもしれません。


そして、黒人だけでなく白人の「付け鼻問題」も度々話題となり、大手航空会社「ANA」のCMも一時期問題となりました。


「金髪・付け鼻」はどうして差別になるのか?

https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/01/post-622.php


ANAやガキの使いで大炎上してしまった問題を踏まえると


決して「色」だけの問題ではなく、その奥に潜む「真意」が何であるか、相手に誤解されないよう、SNSが普及したこの時代はより注意を払うべきなのかもしれません。


画像掲載元:いらすとや

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 某漫画家、黒人を黒過ぎても差別、白過ぎても差別、どう描けばいいのかと悩む