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高齢化問題を抱える現代の日本。団塊の世代が介護をされる時代となってきており、認知症患者の数もおそらく増えてきていると思われます。そんな認知症患者に飲ませるための薬・・・ではなく有効成分が一切配合されていないいわゆる偽薬が、認知症患者や家族を満足させてくれているというのですがどういうことなのでしょうか。
食用偽薬である「プラセプラス」が認知症患者やその家族を助けるとして話題になっています。販売元の会社名が「プラセボ製薬」であることから、最初からプラセボ効果を期待しての偽薬であると思われます。
面白い。これを商品化した人のアイデア凄いな。そんな需要があるとは。 pic.twitter.com/5p3Fkqsvrd
— てとら@ITなんでも屋 (@TETRA_IT) October 20, 2020
【偽薬‐ぎやく】有効成分を持たない薬のように見える偽物の薬のこと。
参考:プラセプラス30(プラセボ製薬)
いわゆるプラセボ効果とは、特に有効成分が入っていない薬(偽薬)を効果があると思い込んで飲むことで病気の症状が改善するような効果のこと。まさに病は気からというのを体現する効果。
薬以外でもオーディオで高価な音声ケーブルを使うことで(実際には安いケーブルのままでも)音質が改善されたと思ったり、テレビの同軸ケーブル(アンテナケーブル)を変えることでテレビの映りが良くなったと思い込んでしまうこともプラセボ効果ということが多いです。
ちなみに「プラセボ」はフランス語で「プラシーボ」は英語読みという違いだけなので、どちらを使っても誤りではありません。
参考:日本ジェネリック製薬協会(プラセボ効果)
プラセボ効果があると思われる偽薬が多く出回ると「本物の薬品」の使用量が減るんですよね。そうなると製薬会社にとってはマイナスになると思われるので、難しいところではあります。
・プラセボを人の為の薬としよう
・医療費の低減に貢献しよう
・そうせずにはいられないことをしよう
プラセボ製薬さんの経営理念には、頭の下がる思いです。
そうなのですね!素晴らしい情報ありがとうございました。
— てとら@ITなんでも屋 (@TETRA_IT) October 21, 2020
Amazonのレビューで「箱がいかにも偽薬なので”箱の色”を変えてほしい」というレビューがありました。それに対する答えがこちら!これは名案です!
確かに!!w
— てとら@ITなんでも屋 (@TETRA_IT) October 21, 2020
筆者も以前「うつ病」を患ったことがありますし「うつ病患者」と生活をしていたことがありました。その際、ちょっとしたきっかけで必要のない「薬」を必要以上に飲んでしまうんですよね・・・気持ちを落ち着かせるために。あ、もちろん違法ドラッグではなく、市販の薬でしたけど。
認知症患者やうつ病患者は本人だけでなく、ご家族も大変な思いをされていることだと思います。そんな時プラセボ効果で少しでも負担が軽くなり満足することが出来るのでしたら、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
薬で思い出したのですが、ヤバい名称の薬が話題になったことがありました。北斗の拳に出てくる神拳みたいな名前だな・・・
画像掲載元:Pixabay